ドタキャン常習犯のA子
私は約束の時間の5分前に、待ち合わせ場所に到着しました。しかし、20分経ってもA子は現れず……。連絡を入れましたが、返信もありません。30分以上経過したとき、A子からメッセージがきました。
「ごめん、急に彼氏から呼び出されたから、食事はまた今度にしよ」
実は、A子はドタキャンの常習犯。彼女は友人と約束をしていても、彼氏に呼び出されればそっちを優先するのです。
後日、大学でA子と顔を合わせた際、私は「約束をキャンセルするなら、もう少し早く知らせてほしかったな」と言いました。
「え〜」と不貞腐れるA子。するとそこに、別の友人・B子が「まあまあ、許してあげなよ。彼氏持ちは仕方ないって~」と話に入ってきました。A子も「お詫びに今度、ランチをおごるから!」と発言。私は「仕方がないなあ……」と許すことにしたのでした。
コンサートのチケットを取るも…
そして、A子からお詫びにランチをおごってもらう日になったのですが、またしてもA子は待ち合わせ場所に現れません。電話をすると、「ごめん! 約束を忘れてて、今、彼氏と一緒にいるの。だからランチはまた今度」とのこと。その瞬間、私は思わず「ふざけないでよ!」と電話を切ったのでした。
「もうA子とは距離を置こう」と思っていたある日、私が夢中になっているアイドルグループのコンサートツアーが発表されました。授業の合間にチケットを取ろうとしていると、A子が「私もライブに行きたい! もうドタキャンはしないから!」と言ってきたのです。
当然、私は嫌でしたが、近くにいたB子が、「せっかくの共通の趣味なんだから、2人で楽しんできなよ〜」と仲介。結局、私はA子のチケットも購入しました。
こうしてライブ当日になったのですが、A子から「やっぱり行けなくなった!」との連絡が。私はもう驚きもせず、「もう二度とA子を信じない」と決めました。
B子には裏の顔が!?
それから数日後、学食でお昼を食べていると、B子が友人たちと話す声が聞こえてきました。
「A子って本当に面倒な子だよね〜。だから私、こっちにこないように、対策してるんだ!」
なんと、B子が私とA子の仲介に入る目的は、私にA子を押し付けるためだったよう。そして、A子が自分のほうに来ないようにしていたのでした。
B子の裏の顔に落胆していると、A子が「この前はごめんね〜」と声をかけてきました。「謝らなくていいよ。もうA子とは遊ばないから」と言うと、B子がこちらに寄って来て……。
「え〜、もう遊ばないとかひどいと思う! それ、イジメと一緒だよ。仲直りしなよ」
私はB子にもあきれ、すかさず「じゃあこれからは、B子がA子と遊んであげればいいんじゃない?」と切り返しました。するとB子は慌てて、「えっと、それは……」ともごもご。
私がさっきの話を聞いていたことを明かすと、A子は「私のことを好きだから、味方になってくれていたわけじゃなかったの!?」と激怒。B子も、「そんなわけないじゃん! あんたみたいなドタキャン女と友だちにはなりたくない」と反論し、大げんかに発展してしまったのでした。
2人とは絶縁
A子とB子の大げんかの噂は、すぐに同じ学部の学生の間で広がり、「あの2人には近寄らないほうがいい」と、距離を置く人が続出。
当然、私もA子とB子とは完全に縁を切り、連絡先も削除しました。現在は新しいサークルに所属し、新しい友人もでき、楽しい大学生活を送っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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