流産の経験から、妊娠することが怖くなったキクに対し、「早く孫を産め」「お前のせいで流産した子は地獄に落ちる」など人格を否定するような言葉を浴びせ続ける母クズエ。
親友マムの勇気ある行動に励まされたキクは、母グズエに対し、自分の思いをぶつけます。「二度と来るな!」「帰らないなら、警察に電話する!」と言われた母クズエは、「キッショ!」「キッモ!」と子どものように威嚇。クズエのその迫力に一瞬ひるんでしまったキクですが、必死の思いで言い返し、クズエは退散。キクはホッとして、泣き出してしまったのでした。
頼れる親友たちに励まされて…














今まで母クズエに言われっぱなしだったキクは、勇気を出せたお礼をマムに伝えました。マムは、似たようなタイプの母を持っていることもあり、キクの母親に言い返したことで、自分も母に言い返せた気持ちになれたと言います。
そんな2人の様子のそばに隠れていたホシミは「実は…隠れて撮っていた」と、母クズエの一連の暴言を、証拠のため動画に収めていたことを明かしてくれました。「実の母親を訴えるかどうかはキクが決めたらいいけど、一応動画を送っておくね」とホシミ。キクは、自分を支えてくれる親友2人に、改めてお礼を言うのでした。
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暴言を吐き続けるクズエに面と向かって、キクを守る気持ちを伝えてくれたマム。そして、後々のことを考えて証言動画を残してくれたホシミ。この経験を経て得られた、2人の行動には感謝しかありませんね。
母子の間でそんな争いをするのは、できれば避けたいところです。しかし、流産を経験し、妊娠すること自体がトラウマになっているキクに対して、「早く孫を産め」という自分の欲望だけをぶつけ、思いやりのカケラもない母クズエ。キクの中には、もはや母への愛情は残っていないのかもしれません。
たとえ家族の間でも、繰り返し「~しろ!」と強制したり、人格を否定するような発言をすることは、場合によっては法的に問題となる行為と見なされることもあります。心無い言葉が相手を深く傷つけてしまうこともあります。もし似たような状況に悩んでいる場合は、早めに行政や専門機関へ相談するなど、一人で抱え込まずに相談することが大切ですね。
尾持トモ