「1週間は頑張ってたみたいなんだけど…」
ある日、ツバサに呼ばれて家に行った義母。するとサクラちゃんは号泣し、部屋は大荒れの状態。ツバサは部屋にこもり、朝早くから鉄道の写真を撮りに出かけてしまったよう。
谷川さんは話を聞いて、ツバサを探すことにし…。
「パパを連れて戻りますね」そう、サクラちゃんに約束し















駅のホームで趣味の撮り鉄をしていたツバサさん。谷川さんが呼び止めても振り向きもしません。「私もお世話を手伝うから」と優しく声をかけるとポツリポツリと話し始めました。ツバサさんは谷川さんが思っていることと「違うんです」「僕は無理なんです」と育児を頑張ってやればやるほどに自分がこれまで何もしてこなかったこと、そればかりか妻を苦しめていたことなどを痛感し、逃げ出してしまったことを吐露したのでした。
初めてのワンオペ育児は大変ですよね。そのうえ長期的なワンオペとなると、疲弊や不安が積み重なって逃げ出したくなるのも同感です。ツバサさんはこれまで育児放棄していた負い目があって一人でどうにか頑張ってきたようですが、大変なときこそ周囲の力を借りるのがおすすめです。
身近に頼れる人がいない場合は、行政や専門機関などに相談することも考えてみてください。例えば、以下のような相談窓口があります。
児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」
内容:子育てに関する悩み、しつけ、家庭内の困りごと、虐待かもと思ったときも含めて幅広く相談可能。
電話:189(いちはやく)または0570-783-556(お住まいの地域によっては、この番号に繋がります)
受付:24時間365日、最寄りの児童相談所につながる。
親子のための相談LINE(こども家庭庁)
内容:育児の悩みや心配をスマホから気軽に相談できる。
方法:公式サイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/kodomo/kodomo_kosodate00001.html)からLINE追加→チャット相談。
時間:原則24時間対応(返答は時間がかかる場合あり)。
よういち
