「早くうちに帰りましょう」
駅のホームで趣味の撮り鉄をしていたツバサ。友人の谷川さんが呼び止めても振り向きもしません。「私もお世話を手伝うから」と優しく声をかけると「もうムリなんです…」ポツリポツリと話し始めました。
ツバサは育児を自分なりに頑張ったものの、やればやるほどに自分がこれまで何もしてこなかったこと、そればかりか妻ノゾミを苦しめていたことなどを痛感。自分のせいでノゾミは倒れ、サクラちゃんはママ不在でメンタルが不安定になり、何時間も泣き続けるようで…。
「サクラから母親を奪った」申し訳なくて逃げ出してしまったツバサ













限界を感じて逃げ出してしまったツバサさん。自分のことを「ダメな父親」と嘆き、谷川さんに思い詰めていることを告白。すると谷川さんはツバサさんを引っ叩き「父親なら歯を食いしばってしがみつかんか!」と厳しく伝えるのでした。
ツバサさんのように、子どものお世話が思うようにできず苦悩することは珍しいことではありません。「自分は最低な人間」と思っているようですが、それだけツバサさんが育児に真剣に向き合った証拠です。ですが子育ては一人でするものではありません。家族や友人に相談し、協力を得ることが大切です。
身近に頼れる人がいない場合は、行政や専門機関などに相談することも考えてみてください。例えば、以下のような相談窓口があります。
児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」
内容:子育てに関する悩み、しつけ、家庭内の困りごと、虐待かもと思ったときも含めて幅広く相談可能。
電話:189(いちはやく)または0570-783-556(お住まいの地域によっては、この番号に繋がります)
受付:24時間365日、最寄りの児童相談所につながる。
親子のための相談LINE(こども家庭庁)
内容:育児の悩みや心配をスマホから気軽に相談できる。
方法:公式サイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/kodomo/kodomo_kosodate00001.html)からLINE追加→チャット相談。
時間:原則24時間対応(返答は時間がかかる場合あり)。
よういち
