図々しい義姉に言い返した結果
友人Aの義姉には、8歳と4歳の娘がおり、現在第3子を妊娠中です。Aと義姉との出会いは遡ること約3年前、Aが結婚に先立ち義実家を訪れたときでした。初対面にもかかわらず「うわ、職場の嫌いな先輩にそっくり! 家でも先輩の顔見なきゃいけないとかやだ」と、義姉から面と向かって失礼な発言をされたのです。「何この人……。ご両親はとてもやさしいのに、義姉は要注意人物だ」と、Aはその瞬間から、今後は最低限の付き合いに留めようと決めました。
そしてAが妊娠を報告した際には、義姉から「お金かかって大変だろうけど、うちは譲れる物、何もないから」と言ってきたそうです。Aは「おめでとうすら言わないし、お下がりなんか別に頼んでないけど」と思い、「お気遣いなく。自分で気に入った物を買うので」と返します。その返しが気に入らなかったのかはわかりませんが、義姉からの出産祝いはなかったのでした。
その後、義姉が予定外の妊娠をした、とA夫婦は義両親から報告を受けたそう。そしてなぜか、義姉はAの夫と娘が不在のある日、A宅にアポなし訪問してきました。「げ、何だろう」と思いつつ部屋に招きます。「妊娠おめでとうございます」とAが笑顔で言うと、「妊婦になるなんて考えてなかったからびっくり。娘たちが使ってた育児グッズは全部捨てたし、3人目となればお金がかかるでしょ」と言うのです。「そうですか」と、Aは嫌な予感がしたまま話を聞きます。「だから、今日はお宅の娘ちゃんの物で使えるのがないか見に来たの。どうせ、あなたはしばらく妊娠しないだろうし、この狭い部屋には邪魔だろうから、私がもらってあげる」と、図々しい発言をしてきたのです。
Aは義姉の発言にカチン。「ごめんなさい、私たちも2人目を考えているので譲れる物は何もありません」と断ったそう。すると「家族が困ってるのにケチね」と言い放つ義姉。あきれたAはついに「正直お金の話はしたくないですが、うちへ出産祝いもなかったのに、なぜわが家の物は自由にもらえると思うのでしょう? そもそも、もらってあげるとか人に頼む態度でもないし、私のこと嫌いなのにこんなときだけ家族って言って、都合よすぎませんか?」と、Aは反論します。
Aの発言に、義姉の顔は真っ赤になり「もういいわよ、やっぱり先輩に似て嫌な人! もうあんたになんか、うちの子抱っこさせないから!」と怒って、A宅をあとにしました。
その後、義姉は「Aが何もくれない」と義両親や夫、弟であるAの夫にも愚痴を言ったものの、度々目にしてきた義姉の理不尽すぎる態度に呆れ、誰もAを責める人はいなかったそうです。
私はこの話を聞いて、自分勝手な理由で嫌って態度にも出していたのに、自分が困ったときだけ都合よく助けてもらおうというのは、虫がよすぎると感じました。そして、そんな義姉にもしっかりと自分の意見を言って追い返すことができるAのことを、尊敬しました。私もAのように、図々しいお願いをしてくる人には、きぜんとした態度で対応できるようになりたいと思った出来事です。
著者:福尾ひより/30代・主婦。7歳の息子と夫と3人暮らしの主婦。パートを頑張りながら、趣味のハンドメイドやセルフネイルで息抜きしている。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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