思わず笑顔で過ごしてしまった通夜の時間
当日、式場には遠方からも多くの親戚が集まっていました。普段なかなか会えない人たちとの再会に、自然と笑顔がこぼれ、昔話に花が咲きました。両親や周囲の雰囲気に流されるようにして、私もつい明るい調子で会話をしてしまったのです。
しかし帰宅してから、喪主である叔母(叔父の妻)の沈んだ表情を思い出しました。夫を亡くしたばかりの叔母の気持ちを考えると、「あの場でもう少し慎み深くふるまうべきだったのではないか」と反省の気持ちが込み上げてきました。
「笑い」と「哀しみ」の間で揺れる心
懐かしい再会に心がほぐれる一方で、目の前には大切な人との別れがあります。そのどちらの感情を優先すべきなのか、私はうまくバランスが取れずにいました。
場の雰囲気を和ませたい気持ちと、喪に服すべき厳粛さ。その間で戸惑いながら、あのときの自分の言動を振り返ると、感情の起伏がそのまま表に出てしまっていたのだと思います。
まとめ
今回の経験で、葬儀の場では何よりも「故人の家族が心穏やかに過ごせること」が大切だと感じました。今後は感情に流され過ぎず、静かに故人を見送る姿勢を心がけたいと思います。久しぶりの再会の場であっても、まずは「悲しみを共有する時間」であることを忘れずにいたいと、そんな学びを得たお通夜でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:原田由紀/40代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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