しかし、退院後の生活では、いー君が夜通し泣き止まず、次第に追い詰められていくちかさん。そんな中、夜中に起きることもなく朝までぐっすり寝ている夫からののんきなひと言に、ちかさんは不満を感じました。
妊娠中、ママ友からのアドバイスで里帰りをしないと決めていたちかさんですが、義母の目を気にして昼寝したいと言い出せず、少し後悔します。
ゴールデンウィーク中は夫と2人で育児に励みますが、疲労は増すばかり。
夫に「寝てていいよ」と言われても、うまく寝かしつけできない夫や、いー君の泣き声が気になって眠れません。結局、夜中の授乳で起こされ、ちかさんは「自分ばかりが大変」と感じるようになったのでした。
母親なのに、子どもがかわいいと思えない


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※新生児微笑:生まれたての赤ちゃんが見せる、笑顔のような表情のことを「新生児微笑」または「自発的微笑」と言います。生後間もなくから生後4カ月くらいまで見られます。生後8カ月以降にはほとんど見られなくなりますが、たまに1歳前後でも睡眠中に見られることがあります。





ゴールデンウィークが明け、義母が手伝いに来てくれる日常に戻ったちかさん。
睡眠が取れていないことを心配した夫が義母に相談し、日中に少し休めるようになりました。
その後、義母がミルクと母乳の混合で育てていたことを知ったちかさんは、夜間にミルクも飲ませることを決意。
夫にもメールで伝え、「これで少しラクになるかも」と期待します。
ところが、帰り際に義母から「ちかさんは母乳で育てている」と親戚に自慢しているのだと聞き、「そんなに母乳で育てることが偉いの?」と、悲しい気持ちになってしまうのでした。
▼義母の言葉は本来「母乳でよく頑張っている」という励ましのつもりだったのでしょう。しかし、追い詰められていたちかさんには、母乳で育てなければという無言の圧力として響いてしまいました。けれども、母乳かミルクかに“正解”はなく、どちらが偉いということでもありません。赤ちゃんとママ、そして家族それぞれの体調や生活リズムに合わせて、無理なく続けられる方法を選ぶことが何より大切です。
母乳が足りていないときに、母乳を飲ませるのに時間がかかる、あげてもすぐに起きてしまう、機嫌が悪い(泣く)、ほぼ徹夜で授乳しても寝ないといったことが起こる場合があります。ママの体調やそれぞれの生活を考慮しながら、ミルクも上手に活用していけると良いですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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ちか
