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「あのさー」帝王切開の手術日を3月末から4月頭に変更したと友人に報告→言葉を失った、友人からのまさかの返信とは

妊娠中の不安を、10年来の親友はずっと親身になって聞いてくれていました。帝王切開の手術日が決まったときも、いつものように報告しました。とりあえず決まったことに喜んでくれるかと思いきや、返ってきたのは思いもよらないメッセージだったのです……。

 

思わず言葉を失った友人の返信

26歳のとき、妊娠が判明しました。夫と2人で喜んだのも束の間、それ以上に、初めての妊娠ということで不安な気持ちが大きくありました。

 

私には10年以上仲良くしている友人がいたので、すぐに妊娠したことを報告し、それから十月十日、不安な気持ちや心配ごとがあるたびに、その友人に聞いてもらっていました。

 

あれは妊娠8カ月のころです。検診で逆子になっていることがわかり、帝王切開での出産が決まりました。 自然分娩を望んでいた私は、何が悪かったのかという思いで、泣きながら自分をずっと責めました。

 

医師から最初に提案されたのは3月の最終日。けれど、少しでも長くおなかの中で育てたかったので、本来の出産予定日に近かった4月の第1週を希望すると、その日でも問題ないとのこと。こうして、なんとかその週に手術をおこなう運びとなりました。

 

そのことを友人にLINEで伝えると、思いもよらない言葉が返ってきました。

 

 

「あのさ~」と返ってきたと思ったら、「いるよね~。年度末をいやがる人。そんなことが嫌なら初めから計算して妊娠しろって話しなんだけど」と続いたのです。

 

私は自分の目を疑いました。一番わかってくれると思っていた友人から、心ない言葉をぶつけられたことがショックで、悲しくて……。

 

帰宅した夫に友人との話をすると、私以上に激怒してくれました。「なんでそんなひどいことを言うんだ!」と。その剣幕に少し驚きながらも、私の気持ちをわかってくれる人がそばにいることに、張り詰めていた気持ちが少しおさまるのを感じました。

 

なぜあれほど仲の良かった友人が突然あんな冷たい言葉を放ったのか、当時は本当に理解できませんでした。もしかしたら、まだ結婚をしていなかった友人は、無意識のうちにやっかみの気持ちがあったのかなと、今になっては思います。

 

妊娠・出産は、女性にとって本当にデリケートな時期です。そんな大変なときに、心から寄り添ってくれる人の存在がどれだけ大きいか、痛感しました。あのときの夫の怒りとやさしさが、帝王切開への不安を抱える私を救ってくれたと感じたほどです。

 

 

友人のあの言葉は、いま思い出しても胸がチクッと痛みますが、夫との絆はより一層強くなりました。そして何より、4月の初めに無事、元気な赤ちゃんをこの腕に抱くことができたのです。あの日、おなかの子のために悩み、決断したことは、母親として間違っていなかったと信じています。

 

著者:石原遥香/30代女性/入籍1週間前に妊娠がわかる。3歳の男の子を育てる母。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

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