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「私だけ料理がない…」義母の嫌がらせを夫が止めなかった驚きの理由は

私は夫と恋愛結婚し、マンションで2人暮らしをしています。結婚当初は夫婦仲も良く、穏やかで幸せな新婚生活でした。けれど、近くに住む義父母の家に招かれるたびに、私は少し気が重くなるようになったのです。

 

義母の裏の顔に気付いた日

仕事を通じて知り合った夫と結婚し、ほどなくして義実家とのお付き合いが始まりました。義母は表向きはやさしく穏やかで、初対面の印象も悪くありませんでした。しかし、何度か会ううちに、私にだけ冷たい態度を取ることに気付きました。

 

夫の前ではにこにこと笑っているのに、私にだけ小声で「なんであなたまで来たの? 呼んでないわよ」と耳打ちしてきたり、ケーキを買ってきても私の分だけなかったりするのです。

 

夫が「彼女の分は?」と尋ねると、「あら、うっかりしてたわ〜」と笑ってごまかす義母。私は「ダイエット中なので大丈夫ですよ」と場をなごませようとしましたが、内心はとても傷ついていました。

 

それでも、母親を慕う夫に義母の態度を話すことはできず、私はひとりでモヤモヤを抱え続けていました。

 

義母の「手料理」で抱いた違和感

ある日、義実家で夕食をごちそうになることになりました。予定より少し早く到着したので、「お手伝いします」とキッチンへ向かうと、義母がピタリと手を止めて私をにらみつけました。

 

「手伝わなくて結構。勝手に入らないで」と、夫や義父には聞こえない声で言われたのです。良かれと思っての行動だったのに、そんな言葉を浴びせられて、私は立ち尽くしました。

 

そして食卓に並んだ料理を見ると、私だけ明らかに違う内容。冷凍食品を温めただけのような品で、ほかの料理とは見た目も味も大きく違っていました。

 

「ごめんねぇ、材料が足りなくて。あなたはダイエット中って言ってたし、こっちは軽めにしたの」と義母は笑いましたが、明らかに悪意を感じました。

 

夫と義父は無言のまま、食事を続けていました。「どうして何も言ってくれないの?」という思いが胸に残り、私は義実家に行くのをやめるようになりました。

 

 

義母の「最後通告」

何度か夫だけが帰省する状態が続いたころ、義母から再び夕食の招待が。断ると「嫁なんだから呼ばれたら素直に来なさい。来ないなら家に行くわよ」と言われ、しぶしぶ出向くことにしました。

 

ところが、食卓には豪華な料理が並んでいるのに、私の分だけお皿も箸もありませんでした。「あなたは来ないと思ってたのよ」と義母。まるでわざと忘れたような言い方でした。

 

夫も義父も黙ったまま。悔しさを押し殺してその日は帰宅しました。その夜、私はついに夫に打ち明けました。

 

「今日も私の分、用意されてなかったの。もう無理かも……」

 

すると夫は、「そうだったよな、よかったな!」と意外な返答をしました。驚く私に、夫は少し申し訳なさそうに笑いながら言いました。

 

「実は……母さんの料理、めちゃくちゃまずいんだ」

 

夫と義父は義母の嫌がらせに気付きながらも、注意すれば義母が機嫌を損ね、まずい料理を食べさせられるのが嫌で黙っていたのだそうです。つまり、私を「かばうため」の沈黙でもあったのです。

 

夫のひと言で義母が変わった

その数日後、再び義母から食事の誘いがありました。行ってみると、やはり私の分だけ料理がありません。そのとき、夫がはっきり言いました。

 

「母さん、それ嫌がらせのつもりかもしれないけど、逆に助かってる。母さんの料理は本当にまずいから、食べずに済んでラッキーなんだ」

 

義母は絶句。続けて義父も「嫁への嫌がらせはもうやめなさい。皆、気付いてる」と静かに告げました。その瞬間、義母はショックを受けたように顔をゆがめ、言葉を失っていました。

 

その後の関係

夫は「もうそんなことをする人とは付き合えない」と言い、義母はしばらく実家にこもるようになりました。けれど時間がたつうちに、反省したのか、少しずつ態度が和らいできたようです。

 

今では義父、夫、私の3人で出かけることもあり、穏やかな関係を取り戻しつつあります。義母とも、いつかきちんと話をして、また笑い合える日が来ればいいなと思っています。

 

--------------

自分の料理が「家族から避けられていた理由」になるとは、義母も思っていなかったでしょう。嫌がらせや意地を張ることは、自分自身を孤立させる原因にもなります。素直に謝る勇気を持てば、関係は必ず修復できるはずですよね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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