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「息切れも手の震えも疲れのせい?」検査で知った体が出していたSOSサイン【体験談】

数年前、忙しさに追われていた私は、ある日突然、思いがけない病気を告げられました。日々の疲れを「年齢のせい」と思い込んでいた私が体調の異変に気付くまでの体験です。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師菊池大和先生
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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疲れが取れない毎日と見落としたサイン

当時は毎日残業続きで、朝から晩までパソコンに向かう生活を送っていました。休日も疲れが抜けず、少し動いただけで息切れがするようになっても、「仕事の疲れがたまっているだけ」と自分に言い聞かせていました。

 

しかしある日、突然心臓が激しく鼓動し、手の震えが止まらなくなったのです。怖くなって近所の内科を受診すると、先生から「念のため血液検査をしましょう」と言われ、その日のうちに採血を受けました。

 

告げられたまさかの病名

数日後、検査結果を聞きに行くと「甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう/バセドウ病:甲状腺ホルモンが必要以上に分泌される病気)ですね」と告げられました。初めて聞く病名に頭が真っ白になり、しばらく先生の話が耳に入ってきませんでした。

 

体が疲れていたのではなく、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されていたせいで、動悸や息切れが起きていたのです。さらに、急に体重が減っていたのもその影響だと知りました。

 

その後、専門病院を紹介され、薬での治療が始まりました。定期的な通院と血液検査を続け、副作用に悩まされることもありましたが、少しずつ数値が安定。徐々に日常生活を取り戻すことができました。

 

 

支えの中で気付いた「早期受診の大切さ」

発症当時は不安でいっぱいでしたが、医師や家族の支えに助けられ、前向きに治療を続けることができました。

 

この体験を通して、体の不調を軽く考えず、早めに受診することの大切さを学びました。疲れやストレスのせいにして放置してしまうと、病気の発見が遅れることもあります。今では、体調の異変を「疲れのせい」と決めつけることの危うさを痛感しています。

 

まとめ

今では、少しでも異変を感じたら医師に相談し、健康診断や血液検査も欠かさず受けるようにしています。自分の体ときちんと向き合い、無理をし過ぎない生活を心がけています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※AI生成画像を使用しています

 

著者:石原さと/30代女性・会社員

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

 

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