クックパッドベビーをご覧のみなさん、こんにちは!ベビーグッズコンシェルジュの白石です。今回はお家の中で赤ちゃんを危険から守るセーフティグッズの選び方についてご紹介します。
赤ちゃんの成長を先読みしよう
仰向けで手足を動かしていただけの赤ちゃんが、寝返りをうつようになってくるとそろそろ、ハイハイの時期に入ります。ハイハイを始める時期は、体の大きさや体重の影響を受けやすいので個人差がありますが、平均的に生後6ヵ月前後になると始める赤ちゃんが多いようです。
ハイハイが始まると、「自分で動きたい」という欲求も出てくるので、ちょっと目を離すと思いもよらないところにいたりします。そのため、お部屋の住環境を見直して赤ちゃんにとって安全で動きやすい環境を整えましょう。
今後成長が進みますと、座ったり、つかまり立ちしたり、伝え歩きするようになってきます。行動範囲も広がり、手が届く位置も高くなってきますので、今のうちから赤ちゃんの発達段階を先読みして、準備することが大切です。とくに、「誤飲」「指挟み」「転落」がないかどうかを考えて環境を整えてください。
お家の中の危険地帯を再点検!
まずはお家の中にはどんな危険があるかを確認しましょう。ママも赤ちゃんと同じように目線を下げて、お家の中の危険地帯を再点検することが大切です。
キッチン
大好きなママのそばに行きたくて、料理中でもトコトコ。
テレビ・キャビネット扉
テレビの映像に興味深々。テレビを押したり叩いたり。
テーブル
ハイハイで近付いて、ローテーブルの角に頭をゴツン。
コンセント
ちょうど目の前にコンセント。気になって指をちょんちょん。
ベッド
ママやパパと同じベッドで寝返りをうってゴロン。
窓
ベッドに乘って窓から身を乗り出して、窓の外のお空に手が届きそう。
お風呂
お風呂の中の残り湯を触ろうと前かがみになって浴槽内にポチャン。
危険回避の方法
いかがですか?再点検してみると、毎日過ごすお家の中には赤ちゃんにとっては危険なところが結構ありますね。それではどのように安全にしていくかを考えましょう。おおまかには次の2つの考え方で危険回避します。
まずは床を広く
赤ちゃんが思い切りハイハイできる場所を確保するため、家具を整理して、誤飲しそうな小さな物やおもちゃの部品(直径約4㎝未満)などは、赤ちゃんの手の届かない場所に移動させます。
危ない場所には入れない工夫
もし、キッチンやテレビ、窓など、危険なものがある場所が決まっていて、一カ所にまとまっていたときには、その危険な場所には入らないための工夫をします。キッチンや窓にはゲート、テレビやキャビネットにはサークルなどを使って、危険な場所に赤ちゃんが入れないようにします。
赤ちゃんにとって安全な場所を確保する工夫
危険な場所が広域に数カ所あって、それらをいちいちガードできない場合には、赤ちゃんが安全に過ごせる場所をベビーサークルなどで確保する方法を考えます。
赤ちゃんが小さいうちは、ベビーベッドの座面を下げて、日中に過ごす場所にし、和室とリビングの間に障害物を置き、和室には危険な物は置かずに和室全体を安全な場所として確保してもいいと思います。このとき、障害物として、クッションや布団などを使いがちですが、赤ちゃんの口が塞がれて窒息事故の原因にならないよう、できればほかのものを使用した方がいいと思います。もちろん、赤ちゃんから目を離さない状態で使用するなら大丈夫ですよ。
危険な部分は個々に対応
キャビネットや引き出しにはチャイルドロックをかけ、家具やローテーブルの角にはクッション材を貼ります。コンセントには専用カバーをつけておきます。
転んでもケガしない工夫
ハイハイやつかまり立ちのころの赤ちゃんは、とにかく転びます。そのため、転んだときの衝撃を和らげるための工夫が必要です。ジョイントマットは、生活音も吸収してくれるし、汚れてもその部分だけ外して洗えるので、ママたちに好評ですね。
ジョイントマットはコルクタイプなど種類もたくさん出ていますが、選ぶ際のポイントとしては、赤ちゃん用として選ぶなら、厚み1cm以上を選んでください。それより薄いものは転んだときの衝撃吸収としては、たよりないです。ただし、部屋全体に敷き詰める場合には、ドアの開閉を邪魔しないか確認してから購入してくださいね。
今回は、家の中の危険地帯を確認し、危険回避する考え方をご紹介しました。次回は実際に安全性の高いおすすめセーフティグッズを紹介する予定です。おたのしみに!