マザーズクリニックTAMURA(群馬県前橋市)院長インタビュー

マザーズクリニックTAMURA開業時の気持ち

マザーズクリニックTAMURAの自動ドアを抜けると心地よいアロマの香り。受付のスタッフさんが「こんにちは」と明るい声をかけてくださいました。広々とした待合スペースでリラックスして待つこと数分、明るい笑顔の田村友宏院長の登場です。

田村院長「私は、群馬県出身でしたのでなによりも郷土の医療に貢献したいと思いました。そのため群馬大学医学部附属病院産婦人科に入局し、県内で多数の関連病院で勤務ののち、群馬大学産婦人科の助教を務めました。産婦人科の臨床だけでなく研究にも従事し群馬大学大学院医学博士課程を修了し医学博士も取得しております。

そして、より良い妊娠、お産管理をおこなうためには、まず胎児をよく見られること、異常があれば早く察知してあげられること、産まれた後の新生児の異常を見極められることが重要と考え、日本でも有数の症例数を誇る神奈川県立こども医療センターで胎児異常、遺伝性疾患、胎児エコーを多数経験し、NICU症例の多い周産期母子医療センターで産婦人科医ながら新生児科に在籍し小さな赤ちゃんや呼吸などに障害のある赤ちゃんを守る最前戦に身を置き研鑽を積んできました。

こうして今まで磨いて来た技術を活かして、”しっかりとお母さんと赤ちゃんをみる”という信念と自負を持ち、お産から女性の生涯をサポートしていきたいという思いでマザーズクリニックTAMURAを開業しました。出生前診断や胎児スクリーニング検査はその一環として力を入れています。

マザーズクリニックTAMURAは、開院して約3年になる産婦人科クリニックです。開院当初は群馬県内ではとても久しぶりの分娩を扱う新規の産婦人科開業だったので、最初は患者さんに来てもらえるか不安でした」
 

マザーズクリニックTAMURAの外観はブラウンを基調としたモダンなデザイン
マザーズクリニックTAMURAの駐車場。1台1台の駐車スペースがとても広いです
受付では笑顔のスタッフさんが迎えてくださいます

優秀でがんばり屋のスタッフはクリニックの財産

田村院長「マザーズクリニックTAMURAでは産前・産後・さらには育児期間において継続的な支援をおこなうことができるように、経験豊富な助産師が多く在籍しております。また緊急時により正確で幅広い対応ができるよう看護師も専門的な知識・技術を身につけており、頼もしい存在です。

施設に関しては患者さんがリラックスして過ごせるよう、医療施設を感じさせない努力をしています。統一感を持った内装や北欧家具を設置したり、つわりの方にも影響の少ない香りのアロマなども用いたりしています。また患者さんへの威圧感を軽減し医療者を感じさせないようユニホームは敢えて白衣ではなくブラウンのものを採用しました。お陰様でみなさまには緊張しなかったなどのお声をいただいております。

ただどんなに環境を整えても、その施設に従事する人間性がなによりも重要だと思っています。スタッフは患者さんとコミュニケーションを十分図り、一人ひとりとしっかり向き合い、充実した入院生活を送っていただくにはどうしたら良いか常に考えています。建物などの外枠は時間とともに経年変化を遂げることは仕方がないことですが、スタッフは年数を重ねるごとに経験を積み成長を遂げています。人間力と技術力の両面において優秀でがんばり屋のスタッフは本当に心強いです」
 

田村院長とスタッフの打合せ風景

すべてはお母さんと赤ちゃんの笑顔、そして次の世代を守っていくため

田村院長「医学生時代の実習で初めてお産に立ち会ったときに、世の中のお母さんたちはこんなに大変な痛みに耐えて出産を乗り越えていくものなのかと衝撃を受けました。それと同時にお産の後のお母さんが赤ちゃんを愛おしそうに見つめる姿・幸せそうな笑顔を見て本当に感動しました。そのときにこの姿を守っていくことが生涯かけてやる価値のある仕事だと思い、産婦人科医を目指しました。

産婦人科医になってからは、『一人ひとりとしっかりと向き合い、患者さんの心身の状態をしっかりと把握したうえで適切な医療をおこなう』という信念を持ち、患者さんにかかわるようにしてきました。この気持ちは開院してからも変わらず、常に患者さんに近い存在でありたいと思っています。

分娩は昼夜を問わないためハードな仕事ですが、自分はこの道を選んでよかったと思っています。お母さんと赤ちゃんの笑顔、そして次の世代を守っていくために、自分が経験し学んで来たことを最大限に活かせるようにしたいと思っています」
 

ホテルのような個室
落ち着いた雰囲気でお産に臨めるLDR

おいしい料理、安全・安心は当たり前。マザーズクリニックTAMURAのお食事とは?

産後のお母さんの楽しみのひとつでもある、マザーズクリニックTAMURAのお食事についても伺いました。

田村院長「入院中の患者さんには、シェフ特製のお食事をラウンジで召し上がっていただいています。お産後の母乳のことも考え、動物性脂肪を控え新鮮なオリーブオイルや、生クリームや牛乳に変わって豆乳を使用し産後の体に優しいお食事を提供しています。

また、お祝いとしてご家族も招待できるマザーズテーブル(お祝いディナー)では、ご家族でよろこびを共有しお産後のお母さん方を労う場を提供しています。お産後はなかなか外食などしにくい状況になると思いますので、少しでも贅沢な気分を味わっていただけるよう、シェフ特製フルコースはもちろんのこと、音楽やライティングなど会場の雰囲気作りにも力を入れています」

マザーズクリニックTAMURAでは、3食に加えてカフェで提供されるような手作りのおやつも毎日提供しているとのこと。日差しが降り注ぐダイニングで、見た目にも素敵なお食事を召し上がる産後のお母さんたちは、みんな笑顔でした。
 

旬の食材を使ったメニューと色とりどりのメイン
目でも楽しめるディッシュ

患者さんは県外からも 里帰り分娩のサポート体制も充実

田村院長「開院から3年が経ち、よろこばしいことにマザーズクリニックTAMURAでお産をされる方が徐々に増えてきました。そして昨年度はお産全体の約2割の方が2回目の出産を迎えられています。

妊婦健診では4Dエコーも大変ご好評いただいています。マザーズクリニックTAMURAで出産された方からのご紹介も増えていて、近隣市町村外や県外など少し離れた場所から通院される方も少なくありません。また、首都圏そして全国から里帰り分娩をされる方も増えてきています。里帰り分娩の方は妊娠後期からの短い期間ではありますが、積極的に母親学級への参加を促し助産師保健指導ではバースプランの相談をおこない、安心してお産に臨めるようにサポートをおこないます。

また、最近の患者さんは以前よりいろいろな情報を得てから来院されています。ですので、現状のままとどまるのではなく、患者さんはなにを求めているのかを知るために、アンケートをおこなうなどして患者さんの声を反映できるように努めています」

最新設備と優秀なスタッフがそろうこの環境で、首都圏より手頃な費用で安全・安心な出産ができるならば、患者さんが増えるのも納得でした。

滝の見えるテラス 水の流れる音は癒しの空間に
キッズスペースは小さなお子さんに大人気

今後のマザーズクリニックTAMURAの目標

田村院長「医療面や環境面以外では、患者さんとのコミュニケーションに力を入れています。産後2週間健診、1カ月健診、母乳ケアなど、患者さんは産後もクリニックに来る機会があるのですが、そのような健診以外でも気軽に顔を出してもらえるような施設になっていきたいと思っています。そのため、現在おこなっているベビーマッサージやベビーダンスなどの充実やマザーズクリニックTAMURAで出産されたお母さん達の情報交換の場などの産後クラスを増やして行く予定なんですよ。

出産前から産後を通して、患者さんと気さくにコミュニケーションを取り続けることで、より高い次元での医療の提供やより心地よい環境を作ることができます。ですので、患者さんには私やマザーズクリニックTAMURAのスタッフのことを今まで以上に近い存在として、友達感覚で接していただければと思っています。

そして、マザーズクリニックTAMURAを、妊娠・出産・育児までを一貫してサポートでき、患者さんたちが産後も気軽に来院して情報交換ができるようなコミュニケーション施設にしていきたいと思います」
 

赤ちゃんをあやす田村院長
優しい笑顔が印象的な田村院長

みなさまへのメッセージ

田村院長「産婦人科とは女性の生涯にわたりサポートしていく仕事です。お産だけではなく、女性の生涯を通じたサポートに力を入れて行き、患者さんが受診しやすい環境を目指しています。ぜひマザーズクリニックTAMURAにお越しください」

質問に一つひとつていねいにお答えくださった田村院長を中心として、同じくていねいにご対応くださったたスタッフさんたちがいらっしゃるマザーズクリニックTAMURA。開業後4年目を迎え、「飛躍のセカンドステージ」に注目していきたいと思います。

ベビーカレンダー編集部


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