恵愛病院(埼玉県富士見市)産院ごはん

カテゴリー│産院ごはん 2016/05/31 12:00

高級レストラン並みの本格派のスタッフとメニュー

「北京ダックができました」と目の前で切りわけたものをサーブしているのは、総料理長・染谷雄三さん。海外のホテルや国内のレストランなど、とくにフレンチとイタリアンが経験豊富なシェフです。
ここの厨房には、総料理長のほかにも、大手ホテルで料理人をやっていた中華と和食の料理長2名、栄養士2名、そしてコックが10名も揃っています。

▲左から中華専門の吉川料理長、染谷総料理長、仲田料理長

そのため、恵愛病院の食事は、毎食、フレンチ、イタリアン、和食、中華の本格的コース、職人が目の前で握ってくれる江戸前寿司などが提供され、味も見た目もまるで高級レストランです。
人気は、各コース料理と最近始めたビュッフェ料理。

ビュッフェの品数が豊富でどのメニューも豪華

▲スイーツの種類も豊富です

ビュッフェといっても、品数が25〜30品も。それに加えて、目の前で調理してくれているのは、北京ダックやローストビーフ、新鮮なホタテ焼きなど。

▲調理を目の前でしてくれるのでいいにおいが食欲をそそります

「ランチで北京ダックが食べられると思いませんでした。ビュッフェも美味しいからもう一皿食べます」という出産後2日目のママ。
フレンチのコースでは、野菜のゼリー寄せ、国産牛ヒレ肉のポワレなど本格料理もあり、メニューには3大珍味のトリュフ・フォアグラ・キャビアも用いられています。

ママの体のためのこだわりの食材と調理法

「本格的コースやビュッフェが中心のメニューですが、乳児のママの体を考え、塩分・油分を減らすのはもちろん、調理法や食材を工夫しています」と語る染谷さん。
さらに、「たとえば、母乳やむくみを考えて、フランス料理でもバターや生クリームを極力使用せず、その代わりフルーツビネガー、香草、野菜のピューレなどでメニュー構成を組んでいます。肉はバラ肉ではなく、油分の少ない牛ほほ肉を利用したり、フランス料理の手法であるバターモンテではなく、別の調理法でコクを出したりしています。
また、野菜嫌いの方も多く、そのまま出しても食べられないことが多いため、ピュレやフランやゼリー寄せにして野菜を自然と取り入れられるようにしていて、ヘルシーなメニューも豊富です。」と患者さん目線での対応について熱く語っていただきました。
食材のこだわりについても、季節ごとに旬の食材を用い、それぞれの食材のよいところから調達し、毎朝のビュッフェパンは常に7種類もあり、それらはドイツから空輸しているとのことです。
他にもアレルギー対応をして取り分け、作り分けしてくださり、個別での食事も可能です。

家族でも一人でも楽しめる空間

食事をするラウンジ「ラウンジ・フジビュー」の内装もゆったりとした空間。電子ピアノの生演奏も楽しめます。ここではママと一緒にご家族で食事している姿も多く見られました。
恵愛病院では、ご家族や友人と楽しんでいただけるよう「プレゼントディッシュ」という本人以外に3食分が用意されています。さらに、事前に予約しておけば、追加注文を有料で用意してくれるため、家族やご友人と利用できます。小さなお子さまのためのメニューも用意されているため、上のお子さまがいる家庭にもありがたいサービスです。
「今日が退院の日なので、家族でお祝いするためにここで食事しています」というお祝いしている家族もいらっしゃいました。

▲パティオから続く開放的なタイプと重厚感あるタイプのラウンジがつながっています。晴れた日には富士山が望めます

▲小さなお子様向けの用意があるのもうれしい

人気の秘密は日々の研究とママの声

「専門料理雑誌を常日頃から見ています(染谷さん)」というように、シェフの新しいアイデアを取り入れて最新のメニューが味わえることもあります。また、インターネットでの評判やレストラン内で常にママからの意見を聞き、厳しい声でも受け止めて改善するようにしているとのこと。
新しいもの、豪華なものが、必ずしも美味しくて体にいいという訳ではない。味の感覚や体調がそれぞれ違うので、たくさんの声を見聞きし、日々、レシピやメニューを調整していっています。そのため本格的でありながら、多くの方に愛される味になっています。

「声を聞いていると定番の料理も人気ということがわかりました。そこに自分たちなりの工夫をしています」そのせいか「たとえば、コーンスープは定番ですが、ここで食べたコーンスープが一番美味しいといってもらえたこともあります(染谷さん)」。
ここで味わうお祝いの記念の食事は、たくさんのママと家族を笑顔にしているようです。

ラウンジ・フジビューのメニュー(2016年4月現在)

東日本で最大級の産院

恵愛病院は、2015年の出産数が2889人、ベッド数は60床、外来だけでも月に1万人が訪れるという東日本で最大級の産科で、現在も出産数は増えているとこのこと。小児科も併設されていて、産まれた後も同じ方針で対応してくれるのも便利です。2016年5月に生殖医療センターのゾーンを小児科にリニューアルし、内壁全体にはかわいいイラストが描かれています。

産院の入院病室が並ぶ、ホテルのような豪華でありながら清潔感ある内装で、贅沢でゆったりとした気分で過ごせます。廊下も広く、リラックスできるベンチソファの待合ロビー、エステやスパ&シャンプールームももちろん、外にはリフレッシュできるガーデンテラスなどもあり、優雅な気持ちになるうれしい仕様です。

▲広い廊下とシャワー室前のロビー

入院室はすべて個室になっております。スタンダードからグランドスイートまでタイプは7種類あります。

▲グランドスイート

▲プレミアム

▲スタンダード

料理もスタッフも施設もすべてが、赤ちゃんとママと家族にとっての貴重な時間を作ってくれるので、すてきなメモリアルになりそうです。

ベビーカレンダー編集部


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