予防接種とは

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予防接種は漠然と「受けるべきもの」とわかっていても、「本当に必要なのかしら?」と思うママも多いですね。子どもが受けるべき予防接種について、松井 潔先生のお話を伺いました。

※この記事は2019年9月に再編集した内容です。

 

予防接種について知っておきたいこと

 

予防接種を受けましょう

ウイルスや細菌による感染症の一部は予防接種をすることで感染症にかからなくなったり、重症化を防ぐことができます。しかしながら他の細菌やウイルスでも髄膜炎になりますので、すべて予防できるわけではありません。

BCGは結核を予防するワクチンですが、新生児・乳児期の重症な結核を予防するためのもので、その後の結核を必ずしも予防できるものではありません。

 予防接種は自身が感染症にならないことで、周囲のこどもにも感染を広げないといったお互いに守り合う意味もあります。

以前に比べるとワクチンの種類も多くなり、予定どおりにすべてのワクチンを受けることは大変かも知れませんが、がんばって受けましょう。

 

定期接種と任意接種

予防接種には定期接種と任意接種があります。

わかりやすく言うと定期接種は無料で受けられるもの、任意接種は費用がかかります。

しかしながら、どちらのワクチンも同じように接種を受けた方がよいと思います。

 

生ワクチンと不活化ワクチン

生ワクチンとは、細菌やウイルスの毒性を弱めたもの、不活化ワクチンは、細菌やウイルスの感染性をなくし、免疫に必要な成分をワクチン化したものです。

生ワクチンは、次の予防接種に4週間以上あける、不活化ワクチンは1週間以上あけることが基本です。

接種するワクチンが多くなり接種間隔を考えるとなかなかすべてのワクチンを受けることが困難となります。

乳児期は風邪にもかかりやすいので熱がでたり、体調が悪いと接種のタイミングを逃してしまったりもします。

病院に何度も通うことも大変です。

このため予防接種を同時接種することも多くなってきています。

 

同時接種とは

WHO(世界保健機構)では同時接種を推奨しています。

また、複数のワクチンが混ざったものも海外では使用されています。

日本は病院やクリニックのアクセスは悪くないので、同時接種が心配なかたは1つずつ接種されるとよいと思いますし、同時接種を希望されるかたは複数のワクチンを接種してもらえる病院で受けるとよいと思います。

予防接種は強制ではありません。あくまで自身の体は自身で守っていくという考えで受けることをお勧めします。

 

(監修/松井 潔先生)

 

監修者

医師 松井 潔 先生

小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長


愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医


経歴

1986年 愛媛大学医学部卒業

1986-1988年 神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント

1988-1990年 同神経内科非常勤

1990-1992年 国立精神・神経センター小児神経科レジデント

1992-2005年 神奈川県立こども医療センター新生児科 医長

2005年− 同総合診療科 部長


2015/07/02


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