胎児期の栄養不足で生活習慣病のリスクが高くなる?

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育児のQ&A

胎児期の栄養不足で生活習慣病のリスクが高くなる?

妊娠判明時のBMIは、標準レベルでした。通っていた産婦人科が体重管理に厳しかったので、健診前の4日間は水しか飲まない生活をしていました。つわりで8kgやせ、それから出産まで1.5kgしか増えませんでした。
妊娠8ヶ月から切迫早産となり、妊娠37週に2、500gで娘が誕生しました。妊娠中に母体が栄養をとらないと、胎児が飢餓状態になり、出生後は栄養を過剰摂取する体質になり、将来的に肥満や生活習慣病になりやすいと耳にしました。娘は2歳になりましたが、気を付けていても、生活習慣病になるリスクが高いのでしょうか?

 

周産期の最近のトピックスの一つに、「成人病胎児起源説」があります。これは、イギリスのバーカー博士の報告によるものです。博士は、子宮内で発育が抑制され、低出生体重で生まれた赤ちゃんが大人になったときに、高血圧、糖尿病や虚血性心疾患などの生活習慣病を発症することが多いと報告しました。つまり、生活習慣病は、胎児期の環境が大きく影響する場合がある、ということです。
ただし、低出生体重児の赤ちゃんがすべて生活習慣病になるわけではないですし、誕生後の食生活、運動などの生活環境も、非常に重要です。2歳の幼児なら、早寝早起きをする、好き嫌いなくよく噛んで食べる、体を使ってたくさん遊んで過ごす、といったことを心掛けてください。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール


三石知左子(みついしちさこ)先生

東京女子医科大学母子総合医療センター講師などを経て、葛飾赤十字産院院長。

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