弟が生まれてから皮肉を言うようになりました

弟が生まれてから皮肉を言うようになりました

娘が5歳になる直前に、弟が生まれました。娘は1歳半を過ぎた頃から保育園に通わせていましたが、弟の出産にともなって私が育児休業に入り、娘は幼稚園に転園させました。転園と出産が重なったり、私自身、出産前には体調が悪く、自宅安静をしていた時期もあったためか、娘はちょっとしたことでもすぐにすねて、自分を卑下するようなことを言うようになりました。
たとえば、転ぶと「私でよかったよね。赤ちゃんだったら大変だもんね」と言ったり、おやつを制限されると「もうず~っとお菓子食べちゃいけないんだよね」などと言います。一つひとつは些細なことなのですが、皮肉な発言があまりに多く、聞いていても疲れてしまい、イライラしてしまうことがあります。最近は、ちょっとしかられると、自分の頭を叩くような仕草もします。
すねた言葉にはあまり応えないようにしたり、私も気持ちに余裕があるときには、「そんなことないよ」と伝えたりしていますが、本当はどのように対応するのがベストなのでしょうか?

専門家の回答

5歳頃になると情緒発達が盛んになり、大人と同じような細やかな感情が発達します。ただし、表現する言葉を知らないので、うまくいかないときには、すねたり皮肉を言ったり、部屋の隅でぐずったりするのです。
お嬢さんは、弟の誕生や幼稚園への転園、産休中のお母さんの体調不良などで不安や心配の材料が重なり、自分でもどうすればよいのか分からず、混乱しているのだと思います。本当は、お母さんにたっぷり甘えたいのに、弟がいつもお母さんのそばにいるので、甘えてはいけないという思いもあるのでしょう。
下のお子さんが眠っているときなどに、お嬢さんと2人ですごろくゲームやトランプなどで遊んでみてください。ときにはテレビを観るときに、お嬢さんをひざに乗せてあげてもいいでしょう。何気ない遊びで笑顔を交わし合い、スキンシップの機会を増やすことによって、すねた気持ちも素直になっていくでしょう。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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