発達障害とDVの問題を抱えて八方ふさがりです

発達障害とDVの問題を抱えて八方ふさがりです

5歳と1歳の娘がおります。5歳の長女は、月齢の低いうちから自己主張が強い子でした。自分の要求が通らないとすぐに、またいつまでも怒っているわがままな部分があり、自治体の発達相談で発達障害の可能性を指摘され、来月、受診することになりました。
また、長女への接し方が夫婦共に間違っていたらしく、児童虐待も指摘され、児童相談所への相談を勧められています。夫は、次女の新生児期に睡眠不足からイライラし、長女のわがままに対して体罰をしたこと。私は、次女を抱っこしている際に長女に引っ張られたり、押されたりしたことで次女への危険を感じ、言葉より先に手が出てしまったことです。児童虐待という指摘を重く受けとめ、二度と繰り返さないよう努力するより他ありません。
受診をしないことには何も始まらないと分かりつつも、「親、特に私に問題があるのでは?」という思いが強くなってしまいます。私は3人姉妹の真ん中で、母にかまってもらえずに育ちました。とはいえ、父(中学生のころに他界)や祖母もおり、普通に育ったつもりでいましたが、子どもへの接し方が下手な自分を「愛情不足だったんだろうな」と思う今日このごろです。
また別の問題もありまして、私自身が夫からDVとモラルハラスメントを受けており、自治体の相談窓口で月1回ほど相談をし、離婚を勧められています。夫は子どもの前で私に罵詈雑言を浴びせるため、私は子どもに「馬鹿にしていい人」と思われているようです。
母として八方ふさがりな気持ちになってしまうのですが、私が今、子どものため、また自分に対して、何ができるのでしょうか?

専門家の回答

お子さんに発達障害の疑いを持たれていますが、実は、養育環境の問題による情緒障害なのかもしれません。夫のDVの恐怖は、あなた自身がいちばん強く感じているものだと思いますが、子どもたちの心にも、恐怖として残っているはずです。
夫から離れる決心がつかないのは、暴言や暴力を行った後に一変して優しさを見せ、「本当は私のことを心から愛している」と感じさせてくれるからではないでしょうか? これはDV加害者によく見られる行動ですが、DVを行った罪悪感や苦しさから逃れたいために、被害者に優しくするという自己中心的な行動です。その優しさは、家族への本当の愛情ではないのです。
したがって、あなたとお子さんの健康を損なわないためにも、できるだけ早く行政の力を借りて、夫から離れた方がいいでしょう。現在相談されている窓口は、どちらでしょうか? 自治体には婦人相談員という女性のDV被害に関する専門相談員がいます。夫や親族にも行く先を告げず、母子が安心して暮らせる住居を探してもらうこともできます。離婚は後からでもできますので、夫から離れることを考えましょう。婦人相談員は、DV被害女性の力になってくれますので、今後の具体的な行動について相談してみてください。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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