兄を優遇していても「不公平だ」と言い張ります

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育児のQ&A

兄を優遇していても「不公平だ」と言い張ります

7歳の息子について相談します。下に6歳の弟、3歳の妹がいるため、兄弟げんかがとても激しく、損得にとてもこだわります。たとえば、味噌汁に入っているあさりの数まで、弟の分と比較したりします。
私は、どちらかというと兄の方を優遇しているつもりなのですが、本人は「不公平だ」と感じているようです。とはいえ、実際に物の取り合いになると、最後には、弟と妹が兄に譲っているのです。
兄という立場で得をしていることもあるのですから、兄弟にもう少し優しくしてほしいと思っています。兄ばかり我慢させているわけではないということを、どうしたら分かってくれるでしょうか?

 

お子さんは、小学2年生、1年生の年子の男兄弟、そして、幼稚園年少組か自宅にいる妹さんでしょうか。このくらいの年齢の子どもが3人いれば、ケンカもすさまじくなるだろうと推察します。
年子の弟を持つ長男は、お母さんに十分甘えることもできずに、お兄ちゃん役を期待されてきたのでしょうね。一方で、次男は妹と3歳離れているため、お母さんを独占できた期間があったことでしょう。妹には、2人の兄がいるため、一番要領がよく、お母さんに注目してもらう方法などをよく知っていると思います。
長男だけがお兄ちゃん役をさせられるのに、幼いために要領よくその立場をこなせず、結局、叱られる場面が増えていたのではないでしょうか? そのため、お母さんは長男を優遇しているつもりでも、本人の心には「いつも自分が我慢させられている」という強固な思いが根付いてしまっているのもしれません。
また、8~10歳の子は、自分で自分の気持ちを見つめつつ、親の行動をチェックする「前思春期」の年ごろです。そのため、「僕ばかり損している」「お母さんは不公平だ」といった言葉がよく出てくるのでしょう。
長男を一方的に叱るのではなく、2人だけでゆっくりと過ごす場と時間をつくっていきましょう。こうした2人きりの時間を増やしていくことで、長男には「僕もお母さんに愛されている」という自覚が生まれ、兄弟への不公平感を感じなくなるでしょう。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール


植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。

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