2021年 今年生まれた赤ちゃんの名づけエピソード:か行(男の子)

 

 

 

「か」ではじまる名前

快音 快音(かいと)くん
自分の音、自分らしさを大事にしてほしかったため、「音」をつけたかったです。男の子で「音」を使う名前は珍しいけど、響きはカッコよく、海外でも通用する名前にと思い「かいと」としました。周りの人を明るくし、自分らしい音を届けられますように。(かいとママさん)
快翔 快翔(かいと)くん
季節にちなんだ名前を子どもにつけたいと考えていました。上2人が秋と冬生まれで春夏秋冬の「しゅう」と「とう」を名前に使いました。この子は夏生まれなので「か」を使い「かいと」と名づけました。(シュートーカイさん)
櫂 櫂(かいと)くん
パパの家系(渡辺綱の末裔)は代々、男の子は漢字1文字で名前をつけると決まっています。わが家は男の子3人なので、ご先祖様にならって漢字1文字の名前をつけました。今年生まれた三男には、お兄ちゃんたちと同じように漢字1文字の3文字読みの最後に、「と」がつく名前を考えました。漢字は違いますがオリンピックでたくさん流れていた嵐の『カイト』の響きもよくて、櫂のまっすぐに前進するという意味もみんなの先頭に立って、リーダーシップがとれるような活発な男の子に育ってほしいなと思ってつけました。(かいぴーママさん)
界人 界人(かいと)くん
世界のいろいろな人と仲良くなって学んで助け合ってほしい。世界のような広い心を持った人になってほしい。そんな思いを込めて「界人」と名づけました。(界人のママさん)
開智 開智(かいみ)くん
男の子3兄弟の末っ子として誕生。名前の由来は、多くのことを学び、知り得たことから閃きある人生を送れますようにという思いからです。(ちょんママさん)
海璃 海璃(かいり)くん
海璃は3人目の男の子です。上の子2人と同様にパパ(名前はかずき)とママ(名前はりな)の一文字ずつをとり、音楽系でつけました。「海璃」の「璃」が「浄瑠璃」の「璃」でもあり、宝物という意味もあったのでこの漢字を使いました。ちなみに1番目は「奏杜(かなと)」で2番目は「律希(りつき)」です。(かみすんさん)
楽 楽(がく)くん
自分の人生を楽しんでほしい! 周りの人を楽しくさせるような人になってほしい! という願いから、「楽(がく)」という名前を授けました。私たち夫婦が結婚してから3年でこの子が生まれてきてくれました。この3年間はいろいろなことがありました。大切な人との別れ、コロナ禍での世の中の変化、そして妊活。苦しく大変なことが多かったなかで、希望の光とも言える「楽」の誕生。私たちのこれからの人生を間違いなく楽しくさせてくれます。そして「楽」がこれから歩んでいく人生、たくさんの困難があり、苦しく、大変なときもあるはず。そんなときこそ楽しく笑顔で乗り越えてほしいと思います。(すずさん)
和鷹 和鷹(かずたか)くん
最初は女の子だと思っていたので「和(なごみ)」という名前を考えていましたが、8カ月の健診で男の子だとわかり、最初に考えていた「和」とあわせて幸せを運ぶ鳥は鷹ということで「和鷹」にしました。(かずくんままさん)
和哉 和哉(かずや)くん
名前の候補を挙げてもらうことを生まれる前から夫にお願いしていました。しかし、予定日近くなって「名前どう?」と聞くと有名な武将の名前ばかり……。実際生まれてからもなかなか納得いく名前が決まらず、退院してからも"名無しの権平"でした。そこでふと義祖父と夫の名前からそれぞれ1文字ずつとった「和哉」はどう? と提案したところ、お互いいいねと思い命名しました。(あーたろぅさん)
和為 和為(かずより)くん
和為が生まれる前に死産、流産を経験しています。なのでこの子がおなかに宿ったとわかったときは、喜びよりもまたいなくなってしまうのではないか……という不安が勝っていました。わが家は夫の両親との同居、和為の上には姉が3人、兄が1人います。育児などに口出しされたくないという思いやプレッシャーから、私は義両親が口を出す前に上の子たちを過剰に怒ってしまうこともありました。また義両親との関係もあまりよくないものになっていました。以前、常位胎盤早期剥離のため緊急帝王切開をしたことがあり、私の出産は帝王切開と決まっていました。コロナ禍での出産のため、立ち会い、面会も叶いませんでした。生まれてから夫に写真を送り、夫が「和を以て貴しと為す」「用和為貴」から名づけたいと言ってきました。この子が生まれてこられたのはたくさんの人たちのおかげ。それは私が家を空けた間、上の子たちのお世話を手伝ってくれていた義両親も含まれます。まさに今の私の状況にぴったり。この子は「和を為す」ために生まれてきてくれたのだと思いました。入院する前は義両親にはあまりこの子にかかわってほしくないとまで思っていましたが、今は一緒に育ててもらおうと前向きに捉えています。家族以外にもたくさんの和をつなげてくれる子に育ってくれると信じています。(5人のママさん)
奏多 奏多(かなた)くん
夫と付き合い始めたころに男の子だったら「奏多(かなた)」、女の子だったら「穂(みのり)」と名づけようと決めていました。お互い再婚同士で、最初から結婚を決めてお付き合いをしていました。最初は呼び名から考え、その後画数で決めました。多くの音を奏でると素晴らしい音楽になるのと同じで、彼の将来も素晴らしく豊かなものであってほしいと願いを込めました。おなかにいるときから「奏多」と呼びかけていました。妊娠中は本当にこの名前でいいのか迷っていたところもありましたが、出産し最初に顔を見たときに、やっぱり「奏多」にしようと思えました。夫婦揃って名づけには大満足しています。(かなたママさん)
奏斗 奏斗(かなと)くん
お兄ちゃんと同じ「斗」を付けるのは絶対条件でした。音楽やフェスが好きな夫婦なので、音楽のように人を楽しい気分にさせたり和ませられたり、癒やすことのできる人になってほしいなと思い「奏」という漢字を選びました。(めけめけさん)
湊斗 湊斗(かなと)くん
男の子は夫が、女の子は私が名づけるのが決まりです。そしてまず優先したのは画数。名字に合う画数のいい名前がなかなか見つからず、上の子たちが寝静まった夜にスマホで検索し、1週間ほどで決定しました。(ひゅーんさん)

 

 

「き」ではじまる名前

稀央 稀央(きお)くん
私たち夫婦にとっての最初の子どもで長男。夫の名前に含まれる「希」の字を入れて、世界中でたった1人の大切な存在であり、類い稀な才能をもって、どんな場面でも中心で活躍できる人になるようにと願ってつけました。将来はスポーツ選手になってほしい思いもあります(笑)。(ずーみさん)
輝久 輝久(きく)くん
2013年に結婚してずっと希望していたわが子。今回の妊娠までに21週での死産や初期流産をし、不妊症と不育症が発覚しました。つらくて苦しくて暗闇の年月が過ぎていくなか、それでもわが子をこの手で抱きたいと夫婦で治療をしてきました。今回の妊娠も産声ある出産ができるか、そしてコロナ禍ということもプラスされて不安で不安でたまりませんでしたが、おなかに宿ってくれた命。私たち夫婦に希望を与えてくれた命。名前には「希」をつけたいと思っていました。しかし、「希」は名字との画数の相性がいまいちで。おなかの子が男の子とわかってから「きーくん」と呼んでいたので、「希」から名字との相性がよい「輝」に変更。元気に生まれてきてくれてパパとママに輝きを与えてくれたわが子。わが子には輝きある人生を永久にという願いを込めて輝久と名づけました。ダイヤモンドの輝きのように素敵な笑顔が似合う男の子になってね。(モーさん)
軌成 軌成(きなり)くん
生成り色からとりました。生成は「何にも染められていない、そのもの」という意味なので、息子にもそんなふうに自分の道を生きてほしいと思い名づけました。漢字は夫が画数を見て決めました。女の子であればひらがなの予定でした。(Suuさん)

 

 

「け」ではじまる名前

慧一 慧一(けいいち)くん
夫と付き合って9年、結婚して1年目に妊娠がわかりました。長く付き合っていたので、なんとなく好みが似ていたり、相手のこだわりポイントがわかったりしていました。夫は、いつも最後は私に譲ってくれることも多いので、名前も案外すぐ決まるかも?なんて、2人でプチ旅行に出かけた夜ご飯のときに話していました。しかし、思った以上に夫がこだわっていることが発覚。男の子なら夫の、女の子なら私から1文字とって名づけたい私。自分の字からはとりたくない、あだ名をつけやすいように伸ばす音を入れたい、男の子なら「一(いち)」を入れたい、など、いつもあまりこだわらない夫が、珍しく張り切って考えていました。さらに、普段は占いなんて信じないと言ってるタイプなのに、姓名判断もがっつり気にしていました。親になる実感はまだなさそうかもと思っていましたが、こんなに子どもに興味を持ってくれていたのかと驚くほどでした。夫が考えてくれたことがうれしくて私が譲ってしまいました。伸ばす音+「一」で終わる名前なので、「こういち」、「えいいち」、「けいいち」、「ゆういち」など、響きはすぐに決まりました。夫の字はのばしの音が入らないので、残念ながら却下。私の旧姓はフルネームを名字だけで超えてしまうような、画数の多い名字なのでせめて名前は簡単な字にしようと粘ったのですが私が候補に挙げた漢字は、ことごとく運が悪く出ました。逆に、夫の案はだいたいよく出ます。なんか仕組まれてる?と思うほど。さすが長年この名字でやってるだけあるなと、負けを認めざるを得ません。あれこれ漢字を考えては候補に入れ、ボツにしを繰り返していました。そしていろいろな漢字を考えるなか「慧」の字を見つけました。姓名判断もよく、夫のこだわりもクリア、私が提案した漢字ということで私も名づけにちゃんと参加できている! 第一候補の名前が決まったのは午前2時でした。旅行の夜にこんなに白熱してしまうと思わなかったです。1カ月半後、無事に生まれた顔を見て名前としてしっくりきたので、あのとき考えた名前で決定しました。(けーちゃんママさん)
健悟 健悟(けんご)くん
妊娠がわかる前に夫婦間で話して男の子だったら私が、女の子だったら夫が名前を決めることになりました。妊娠がわかり、健診で男の子と言われ、名前は私が決めることに。夫から1文字もらいたいと思っていたのですごく悩みましたが「悟」という字を用いて「健悟」にしました。健やかで聡い子になってほしい思いも込めています。(Westinさん)
源治 源治(げんじ)くん
息子の名前は夫がつけてくれました。私の唯一のこだわりは「スマホなどで名前を入力して変換される字と読み方」であることでした。名前の由来は「みんなの元気の源になってほしい」というのと、夫の祖父の名前から1文字「治」をいただいて。私の名前がちゃんとした由来がないものだったので、きちんと理由もあり、夫の祖父がとてもいい人だったというのを聞いて気に入り、迷うことなく決まりました。(きよみさん)
健心 健心(けんしん)くん
画数にこだわりたくさん考えましたが、どうしても画数が悪くなってしまいました。カッコいい名前が思い浮かばず、『るろうに剣心』が大好きな夫が「ケンシン」はどうだろうと提案してくれ、夫の名前にある「健」を使って、今の時代は身体も心も健康でなくては! と「健心」と名づけました。私は夫のことを「けんちゃん」と呼んでいたので、夫も息子も「けんちゃん」と呼んで2人で振り向かれたら嫌だと言ったのですが、夫がこれ以上の名前はない!と言い切るほど。私は赤ちゃんの顔をみて決めよう!と思っていましたが産後は疲れで動けず……。息子が産まれて3カ月経ったころ、こんな名前がカッコいい、あんな名前もあったのかと、今になって画数にこだわらなければ、カッコいい名前がポンポンでてくる……。名前自体は後悔していませんが、息子のことは「ケンシン」の「シン」をとって「シンくん」と呼んでいます。名前を決めるって本当に大変!(あーちゃんさん)
顕祐 顕祐(けんすけ)くん
私が35才のとき。1人目が生まれて1年経ったころです。コロナ禍ではありましたが早めに兄弟がほしいねと始めた妊活はラッキーなことにすぐ実りました。1人目はやんちゃな男の子で、2人目妊娠中も一緒にアスレチックなど何かと外で遊ぶことが多かったです。その後、順調に妊婦生活を送り、予定日から4日遅れて無事出産。3,796gのビッグベビーでした。上の子のときに、父の字を1字取り「○祐」と名づけたので、仲良し兄弟になってほしいし「○祐」とつけようと決まりました。そして呼び方はお兄ちゃんもあだ名で呼びやすい「けんちゃん」に決定。そこから「顕祐」となりました。漢字はいろいろと候補がありましたが、明るくおおらかに、はっきりと意志を持って育ってほしいので「あきらかになる」の意味を持つこの字を選びました。よく飲み、動き、笑う子です。このまま元気に育ってほしいと思います。(すえひろさん)
絢斗 絢斗(けんと)くん
初めての子への初めてのプレゼントになるのでとても慎重に考えました。まずは画数でいい数字になるように、そして名前を見て性別もわかり、愛称がつけやすいものを。みんなにたくさん呼んでもらえる名前を夫婦でたくさん考えました。(ぽぅさん)
憲人 憲人(けんと)くん
私たち夫婦はお互い特に思い入れのある字やつけたい名前がまったくなく、いつまでも名前が決まりませんでした。ある日、夫が私たち夫婦の名前の漢字にお互い「心」がついていることと、「と」の文字が入っているのに気がついて、子どもも同じ法則でつけようと考えつきました。ただ「心」が入っている漢字はネガティブな意味のものも多く、男の子の名前での選択肢としては多くありませんでした。あまり難しくない漢字にしたかったのですが、意味と画数の姓名判断の結果、この漢字になりました。私たちにとってとても思い入れのある名前になりよかったと思っています。(さとぴょんさん)

 

 

「こ」ではじまる名前

航絆 航絆(こうき)くん
妊娠前からコロナ禍でなかなか人と気軽に会えない日が続いていました。また、初めての妊娠でわからないことが多く、出産準備のために母親教室などに参加したかったのですが開催されず不安でした。そのようななかで丸1日かかった出産では、助産師さんや看護師さん、家族に終始温かくサポートしていただき、人のありがたみを大いに感じました。その経験があり、広くおおらかな心を持って、いろいろな人との絆を深められる子になってほしいと願いを込め名前をつけました。(daisylaneさん)
航己 航己(こうき)くん
実に9年ぶりの妊娠で3人目の男の子でした。上に2人お兄ちゃんがおり、名づけはパパがメインで考えたので、今回は私がメインで考えることになりました。お兄ちゃんたちやパパママとイニシャルが被らないように……。お兄ちゃんたちの友だちの名前と被らないように……。私たち夫婦の友人の子どもの名前と被らないように……と考え、今回の名づけはとても難しかったです。いろいろ考えていると、あるときふと「こうき」という響きが思い付きました。呼び方も「こうちゃん」ととてもしっくりくるものだったのでこれで漢字を探すことにしました。上2人のお兄ちゃんの名前に「陸」と「風」をイメージした漢字を使っているので、この子にも自然をイメージした漢字を使いたいと思いました。残るは水関連の字かな? ということで探していくと「航」の字が気に入りました。航海の「航」に「己」で、自分の人生という大海原を航海していけるように……という意味を込めました。両親からも「素敵な名前だね」「自衛隊みたいでカッコいいな」とお墨付きをもらいました。(きぃちゃんさん)
康希 康希(こうき)くん
4人兄弟の末っ子で生まれた三男です。35週で私が妊娠高血圧症候群になり緊急入院になりました。その後、陣痛が始まってしまい、36週で緊急帝王切開。低出生体重児(2,063g)で生まれました(2人目、3人目が帝王切開だったので予定帝王切開で出産予定でした)。大きな問題はなかったのですが、低体重だったので2週間入院になり、とても不安な気持ちで過ごしました。低出生体重児でしたが健康に育ち、夢や希望をしっかり持ってほしくて「康希(こうき)」にしました。(陽奈優康ママさん)
昂樹 昂樹(こうき)くん
パパの名前の1字と、パパが考えたいくつかの名前の候補に、出産日当日に私(こうきの母)が漢字を考えました。長男の名前は私が考えたので、次男の「昂樹」の名前はパパに考えてもらいたかったのですが、いざとなると私が決めたくなってしまいました。私がどれになってもいい名前の漢字を、またいくつか姓名判断を参考に考えて、最終的にパパに選んでもらい「昂樹」に決まりました。太陽のように高くのぼって、気持ちを高められる、大きな人になるようにという願いを込めています。(こーぴーママさん)
光希 光希(こうき)くん
私たち夫婦は2020年2月に結婚しました。その直後から国内での新型コロナウイルスの感染者も増えていき、緊急事態宣言が発令され、7月に予定していた新婚旅行は当然ながら行けなくなりました。新婚旅行を終えたら妊活しようと決めていたのですが、気軽に海外へ行ける生活がすぐ戻ってくると思えなかった私は夫に「新婚旅行は諦め、妊活をしたい」と伝えました。旅行好きの夫は「一生に一度の新婚旅行なんだから、夫婦の想い出をきちんと作りたい。子どもができたら海外旅行はしばらくいけないから少し様子見しよう」と渋っていました。当時私たち夫婦は新婚といえど、夫は43歳、私は39歳と若くありませんでした。妊活を先延ばしすることは自然妊娠ができなくなってしまうとしか思えませんでした。心がモヤモヤして、やがて生理がくると心身共に辛くて2~3日起き上がれないようになりました。婦人科にかかったところその後、私の卵子の育ちは遅いけれど、自然妊娠は可能なのでタイミング療法から始めましょうということになり、幸い妊娠をすることができました。結婚してから出産まで1年3カ月。息子の出産は緊急事態宣言発令中となりました。産後も相変わらず新型コロナウイルスの終息は見えません。世界中が大変なこの時代に生まれてきてくれた息子の将来が、光輝く明るい希望に満ちあふれたものになっているように願いを込めて「光希」と名づけました。(みーたんさん)
晄志朗 晄志朗(こうしろう)くん
妊娠5カ月で性別がはっきりわかり、そこから名前を考え始めたのですが、夫と意見がなかなか合わず、喧嘩ばかりの日々。夫は古風な名前にしたい。私はキラキラネームは苦手だけど、最近っぽさもほしい。お互いがお互いで名前を考え提案しても通らず、結果生まれる15日前まで決まらずでした。たまたま祖母の所にお墓参りに帰ってきていた叔父に名前が決まったかを聞かれ、まだだと応えると、必ず4文字以上の名前にしたほうがいいと言われました。男の子ということもあり、呼び捨てで呼ばれたり変なニックネームをつけられないようにという思いからでした。そしてお互いどんな感じにしたいかを聞かれ、私は夫の名前の1文字を取り「志」を入れたかった。まっすぐ芯を持ちながらもやさしく育ってほしいから。夫は私の名前の「光」と古風にするため「郎」を入れたかったらしいですがバランスを考えた結果「晄」と「朗」になりました。「晄」は日の光をいっぱい浴びて大きく伸び伸び育ってもらえるように。いつか人生の岐路で迷ったとき、必ず誰か周りの人が手を差し伸べてくれてその光に導かれるように。そして子ども自身もそういう人になれるようにという意味でつけました。「朗」は「晄」と同様に、暗いなかでも月の光に照らしてもらえるように。それと「郎」では画数が悪かったため、こちらを選びました。私も夫も家庭環境がいいとは言えず、子どものころから本当に暗い人生を生きてきたので、子どもにはそんな思いをしてほしくない。明るく楽しい人生を歩んでほしい。そして子ども自身も誰かのために動ける人になってほしい。困っている人や苦しんでる人がいたらそっと手を差し伸べ手あげられるようなやさしい子になってほしい。そう思いながら考えました。生まれてからこの子の名前はこれでよかったと思うことが多々あります。母の愛情がわからない私は子育てがなかなか思うようにできず焦り泣く日々。そんななか、寝ていたはずの子どもが起きて、添い寝をしてた私のほっぺにそっと手を当てスリスリしてニコッと笑ってまたすやすや夢の中へ。子どもが寝ていたため、私は気が緩み涙を流していましたが、息子が私をやさしく包んでくれた瞬間でした。本当にこの子のおかげで今自分が生きていられると思います。そしてこの子のために育児を頑張りたいと思います。この子の名前を「晄志朗」にしてよかったと、この子にぴったりの名前だと思う日々です。(晄ママさん)
航世 航世(こうせい)くん
私と夫は2018年に結婚した。結婚式当日はずっと同居していた祖母にお色直しのエスコートをお願いした。祖母は誰よりも私の結婚を喜んでくれ、泣きながらエスコートの大役を果たしてくれた。健康で病気知らずの祖母だったが、結婚式が終わると、役目を果たし終えたと思ったのか、急に体調を崩し認知症になってしまった。祖母に会うと、いつも決まって「今日は七海ちゃんは一緒じゃないのかい?」と聞いてきた。七海ちゃんが誰なのか聞くと、私の子どもだそうだ。そのころはまだ妊娠もしておらず、「まだ子どもはいないよ」といつも祖母に訂正していた。月日は流れ、2020年5月、待望の赤ちゃんを妊娠した。そんななか祖母の体調が急変し、6月に祖母は亡くなった。新型コロナウイルスでお見舞いも行けなかったが最期の瞬間は立ち会え、妊娠を報告できたことは唯一の救いだった。出産予定日は2021年2月1日。2月1日は祖母の誕生日ということもあり、祖母とのつながりを感じ、おなかの赤ちゃんは「七海ちゃん」と決めていた。夫と毎日のように「七海ちゃん」とおなかに向かって話しかけた。妊娠6カ月の健診で性別が判明した。最初から女の子と信じて疑わなかったが、赤ちゃんはまさかの男の子だった。性別にこだわりはなかったものの、ずっと女の子と信じ「七海ちゃん」と声かけをしていたので最初は戸惑った。そこから夫と男の子の名前を考え始めた。祖母が「ななみちゃん」といつも言っていたが、漢字は夫婦で決めた。私は留学経験や仕事での海外駐在経験があり、夫は趣味が海外旅行ということもあり、七つの海でできている世界にはばたいてほしいという思いが込められている。そのため、男の子だとしても同じようなイメージの名前にしたいと考えていた。夫婦で話し合い、世界に航ってほしいという想いを込めて「航世」という名前に決まった。それ以降はおなかにも「航世」と呼びかけて、妊娠期間を過ごした。2021年1月24日、予定日よりも8日早く、航世はこの世に誕生した。結局、祖母の誕生日である2月1日生まれにはならず、祖母が言っていた「七海ちゃん」でもなかった。ただそんなことはどうでもいいくらい、航世の誕生は感動的かつ神秘的で、私の人生で一番素敵な出来事だった。人の生と死を身近に感じた1年だった。航世をおばあちゃんに会わせたかったなぁ。祖母はきっと天国で航世を見守ってくれている。(Smithさん)
幸太 幸太(こうた)くん
わが家では女の子だと母から1文字、男の子だと父から1文字とることになっています。健診で男の子だとわかり、そこからどんな名前にしようと考え始めました。たくさん名前を考えましたが、いまいちピンとくるものがなく、とうとう予定日まであと1週間になってしまいました。あと少しでこの大きいおなかがぺったんこになってしまう、と少し寂しい気持ちになりました。そこから妊娠がわかった日から今日までの日々を思い返してみると、コロナ禍のなかで、上の子もいるので大変な日々だったと回顧しました。ですが、家族みんなでおなかに話しかけたり、ベビー用品を上の子とも一緒に選んだりと今まで以上にとても幸せで、家族が一致団結した日々を過ごしていたと気がつきました。そこからたくさんの幸せを与えてくれたということと、生まれてくるこの子が「幸せで、豊かな人生が送れますように」という意味を込めて「幸太」としました。父からの「太」という漢字もプレゼントでき、シンプルですが夫婦共にしっくりきました。これまで名前で悩んでいた日々はなんだったのかというくらいあっさりと決まりました(笑)。これからも大変なことも多々あると思いますが、家族みんなで一致団結して幸せな家庭を築きたいと思います。(幸太ママさん)
航大 航大(こうだい)くん
飛行機が大好きなパパと飛行機に乗って世界を旅するのが好きなママが出会ったのは飛行機の中。190cmの大柄にも関わらず、3列シートの真ん中で両隣に挟まれてギュウギュウのパパが、うしろで3列シートをひとり占めしていた小柄なママの席に移ってきたのがきっかけだったんだよ。歳が近いこともあって意気投合し、着陸までいろいろなお話をして、連絡先を交換して、そして今がある。でも決して順風満帆でなく、ばあばに反対されてママは勘当同然でパパと結婚したんだよ。それに大きな子宮筋腫がたくさんあるから妊娠しづらいという診断も。それでもやっと授かったと喜んでいたら、航大のお兄ちゃんかお姉ちゃんは心拍が聞こえる前にお空にいってしまったの。あのころは悲しいことばかりで、ママはよく泣いてたな。それから1年経っても授かれなくて、怖いけれど子宮筋腫の手術をしようと決めたの。その矢先、航大を授かったことがわかったんだよ。うれしい反面、前回のことがあるから生まれるまで毎日不安だった。しかも心拍が確認できてすぐに大量出血したんだよ。もう本当にダメかとパパと2人祈る思いで病院に行ったよ。幸い航大は無事で切迫流産で1カ月自宅安静で済んだの。3年かけてばあばとも少しずつ雪解けしてきたころだったから、これを機に初めて実家に戻ることができて、ばあばたちに面倒みてもらったんだよ。子宮筋腫の手術をしなくてよくなったことやばあばとの関係が一気に改善したこと、航大がきてくれたことは本当に感謝しきれないことばかり。名前はパパと出会った空に因んだ名前をつけようって思っていて、相談する前からパパも同じ気持ちだったんだって! 男の子だとわかったときは、飛行機=航空機の「航」にしようって迷いなく思ったの。大きな空を羽ばたく航空機のように、世界を羽ばたく大きな人になってほしいという願いを込めて「航大」と名づけた。いろいろな世界を見てたくさんの人と接して、心の大きな人になってね!! パパとママを選んで生まれてきてくれて、本当にありがとう。大好きだよ。(つばめさん)
幸太郎 幸太郎(こうたろう)くん
今回の出産で3人兄弟になりました。上の子ども2人の名前にも「太郎」がつくので、今回も「太郎」がつく名前にしようということは決まっていました。このコロナ禍での妊娠、出産は不安で不安でしかたありませんでしたが、何とか無事に母子共に退院できて本当に安心しました。今後どうなるかわからないこの世界でも、幸せになってほしい、そして小さなことにも幸せを感じられる子になってほしい、そんな願いを込めて「幸太郎」と名づけました。(三太郎ママさん)
煌真 煌真(こうま)くん
妊娠するよりも以前のある日、夫が6歳くらいのころに名前をワープロで打とうとしてタイプミスをした(こうじ→こうま、こうし)と言う話を聞きました。しばらくして妊娠、その後さらに時間が経過して性別がわかったときに頭のなかにふと夫の昔話が浮かんできました。2人の名前の一部の読みや意味を冠する文字を使いたい、明るく素直で誠実な子になってほしいとも思い「煌真」と名づけました。(コウママさん)

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