2022年 今年生まれた赤ちゃんの名づけエピソード:あ行(女の子)
- 【目次】
- ・「あ」ではじまる名前
- ・「い」ではじまる名前
- ・「う」ではじまる名前
- ・「え」ではじまる名前
- ・「お」ではじまる名前
「あ」ではじまる名前
藍衣(あい)ちゃん
性別がわかる時期になっても健診のときはおしりしか見せず、性別はわからないままで妊娠7カ月を迎えましたが、なんとなく女の子のような気がして女の子の名前ばかり考えていました。もともと、花や宝石など華やかな物から1文字もらって初めてのプレゼントにしたいと思っていました。秋に生まれるということで、秋の花や宝石について調べる中で、秋という季節がら花は少なかったですが「藍」という花があることを知りました。「青は藍より出でて藍より青し」ということわざがあることに思い至り、両親より優れた子どもになってほしいという思いを込めて「藍」という漢字を入れることにしました。あとは、字画から「藍衣」で「あい」と読む名前を思いつきました。(まいまいさん)
娃光(あいる)ちゃん
わが家はステップファミリーですが、偶然にも私(ママ)連れ子の長男の頭文字はパパと同じ。今回生まれた子は女の子なので、ママと同じ頭文字を使うことにし、パパが響きを考え、私が漢字を。漢字の意味や書きやすさ、画数などから「娃榴」と「娃光」で悩んでいましたが、「光」は当て字なので「娃榴」に決め、いざ出生届を出しに行くと……「榴」は人名に使えない漢字でした。そのため「娃光」にしました。(akさん)
あおば(あおば)ちゃん
私の夫は鉄道が好きです。夫はずっと前から鉄道線に関した名前を希望していたそうです。名前を決めるにあたり、取り出されたのは過去の電車の時刻表でした。車両の一覧の中に「あおば」という名前があり、ふと気になって詳細を確認。今は走っていないけれど、もともと走っていたあとに新幹線になった出世する列車だと、うれしそうに夫は語っていました。そんなとき、仕事先でとある人に言われた言葉がふと脳裏に浮かびました。「春生まれでおめでたいね。あたたかくなる季節、本当にいいときだね」と。心が温まるような言葉でした。その言葉と「あおば」が、すっと自分に馴染み、ホッとしたような気がしたのです。生まれたとき、桜は散り新しい葉が生え始めていました。青々とした葉が夕日に照らされていた様子を、窓越しに見えたことを覚えています。やっぱり「あおば」だとしみじみ感じました。「あおば」は春のあたたかさだけでなく、夏の太陽を浴び、秋にはやさしい色合いになり、冬にはたくましい濃い色を持つでしょう。そんなたくさんのやさしい未来を持って、育ってくれるよう名前をつけました。(あおばママさん)
光(あき)ちゃん
母である私の実家の名づけが、子ども、ペット共に「あ段」と「い段」の音(まい、あい、など)の組み合わせだったため、それにならうような音がいいなと思っていました。また、私も夫も漢字1文字の名前のため、漢字1文字の名づけを希望していました。あとはこれらの条件を満たす漢字の中で画数と字面などで候補を決め、最終的には夫婦の合意で決めました!(さんごさん)
彩陽(あさひ)ちゃん
女の子です。最初は夫が響きやイメージから「あおい」とつけたいと言っていて、私も賛成だったため妊娠中から「あおちゃん」と声かけをしていました。姓名判断は必要だねと話し、義母がお世話になっている占い師の方にみてもらうことになりました。なんと結果は「絶対にない!」とのこと。先生が言うには苗字に対しての「あおい」の響きや属性?なるものがまったく合わないよとのことで、夫婦で固まってしまいました(笑)。このとき、生まれるまであと1カ月……。漢字を変えて再度見てもらいましたが「あおい」がダメとのことで、名前そのものを考え直すことになりました。バッチリハマる画数だけ教えてもらい、占いの帰り道は夫と名前の出し合いに。看板や目につく物を口にしながら帰り、いくつか「いいねぇ」となる名前が出ましたが、そのときはピンとくるものはありませんでした。その足で、予定していた父のお墓参りに行ったときに「何かいい名前が浮かぶようにヒントをくれー!」とお願いしてきました。そして、その帰り道に目に入った「あさひ」という文字を口にしたら夫が「いいねぇ!」と反応。そこから名前の本を読み漁り、「あさひ」の名前で画数と漢字のイメージから組み合わせる日々となりました。ある日、スマホで調べていると画数と意味合いにぴったりバッチリどハマりな漢字が! 意味は、自分も周りの人も彩りよく照らせるような明るくやさしい人になってほしいという意味がこもっています。でも一般的には「彩」は「あさ」とは読まないよなぁとは思いつつ、紙に書き留めて寝ました。次の日、喧嘩中だった夫が紙を見て、「いい名前だ!!」と思ったようで、そのときはまだ会話はできなかったですが、夫が仕事に出たあと「いい名前だし意味がすごくいい。考えてくれてありがとう」とメッセージが届きました。私もすごく気に入りしっくりきてました! 命名発表のときも家族や友人、職場の人もすごく素敵な名前だねと言ってくれ、うれしかったです。娘はまだ5カ月ですが、名前の通り笑顔が多くて私たちを明るく照らしてくれ、私たちは彩りよい毎日を過ごせています。じぃじありがとうー!(のぶさん)
アミナ(あみな)ちゃん
私の夫はパキスタン人です。付き合って数カ月で「結婚したい」と言われ……私は国際結婚詐欺じゃないかと思い、かなり慎重になっていました(笑)。夫の性格は明るく、どんなときも「大丈夫」が口癖。そしてストレートに「好き」と言ってくれます。一緒に過ごすうちに、そんな人柄に引かれ、夫が新しく仕事を始めるのと同時に結婚しました。そして、この子を妊娠したときです。夫は昔占いをしてもらったとき、「子どもは男の子しか生まれない!」とかなり強く断言されたそうで……。毎日その話をするので、まだ性別はわからない段階だったのにもかかわらず、私もだんだんと「男の子かー」と思い始めていました。健診で聞いてもわからないと言われることが多く、どっちかなと思っていたら……なんと女の子!!! 元気に生まれてきてくれただけで感謝ですが、夫とは「その占い師さん、だめだったね」と話しています(笑)。目がくりくりのかわいい女の子で、私よりも夫が溺愛しているほど! そして、夫はイスラム教なのですが、イスラムの名前にも意味があるそうで、素敵な名前にしたいと思い、2人で考えました。「アミナ」はイスラムで誠実、正直、真実といった意味がある言葉。自分の意思をしっかり持って、何事にも挑戦してほしいという願いも込めています。「アミナ」という名前は日本語でもかわいらしい響きなので、夫の家族はもちろん、私の家族も気に入っています!(はむみさん)
彩夢(あやめ)ちゃん
妊娠中に夫と名前の候補を出し合いました。妊娠中期ごろから候補はいろいろ出し合っていましたが、重大なことなのでなかなか決まらず。まずはひらがなで出し合い、初めに候補として挙がった、「あやめ」が最終段階まで残りました。妊娠37週に入ってから、そろそろ決めよう!と最終候補の中からお互い一致でこの名前に決まりました。私たち夫婦はお互いさまざまな夢があり、ひとりでは叶えられない夢も結婚して共におこなうことで、たくさんの夢を叶えられました。そのため、子どもにも彩とりどりの夢を持ってほしいという思いがありました。私の中でのこの名のテーマソングはMr.childrenの『彩り』という曲です。人生で自分だけでなく関わる人みんなが笑顔になればよいなと願っています。(ぱるさん)
亜梨朱(ありす)ちゃん
ママがディズニーが好き、パパが世界に羽ばたいていってほしいという思いから、外国の人でも呼びやすい名前にしたいということでこの名前をつけました。大きくなったら世界に羽ばたき、自分のワンダーランドを見つけてほしいと思っています。(Lilyさん)
アンナ(あんな)ちゃん、ミハイル(みはいる)くん
外国人とのハーフなので、女の子ができたら名前は「アンナ」にしようと前から思っていました。パパの国ではアンナの愛称が「アーニャ」と決まっているため、そう呼んでいるのですが、人気のアニメ『SPY×FAMILY』のキャラクターと同じだねとみんなに言われます。ミハイルの愛称は「ミーシャ」で、こちらも覚えやすいので気に入っています。『ルドルフとイッパイアッテナ』という本をたまたまカフェで見つけて読んでいたら、こちらもミーシャという登場人物が出てきて、どちらもキャラクターに縁のある名前になりました。(エンちゃんさん)
「い」ではじまる名前
一禾(いちか)ちゃん
最初に思いついたのが「いちか」という名前。響きがかわいくて、特にパパがお気に入りでした。他にも3つほど候補ができ、生まれた子の顔を見てぎりぎりまで悩んだ結果、「一禾」に決めました。「禾」は珍しい漢字ですが、画数がよくすっきりした印象を受け選び、身内もすぐ気に入ってくれました。「禾」は稲穂にたくさんの実がなるように、たくさんのいい人に出会い、心豊かで恵まれた人生を歩めますようにと願いを込めました。「一」は一番幸せになってほしいという願いと、母音が「いい」で、名前を呼ぶ度に笑顔になれるので、周りを笑顔にできる人になってほしいという願いを込めています。(紺ちゃんさん)
一千椛(いちか)ちゃん
春生まれだからかわいいお花の字が入った名前にしたいと思っていました。そして、たくさんの人と出会って、いっぱい友だちができるように「千」の字を。いろいろな人の縁があって、周りをかわいいお花のような笑顔で幸せいっぱいにしてほしいと願いを込めました。今、すでにたくさんの笑顔で幸せをくれています❤️(いっちゃんママさん)
伊吹(いぶき)ちゃん
妊娠中はいつエコー見ても、股と顔を隠してしまっていて、性別不明でした。そのため、夫婦で話し合い、名前考えるのは生まれてからにしようということになりました。出産したものの、産声がか細く、酸素が必要な状態。そして次の日は母乳やミルク飲まず、吐いてしまい入院が必要な状態でした。そして「強く生きてほしい」という思いと姓名判断のネットページを照らし合わせて、「伊吹」と命名しました。今では健康に問題なく、ミルクたくさん飲み、すくすくと育っています。(よしさん)
「う」ではじまる名前
詩(うた)ちゃん
苗字が漢字3文字なので、漢字1文字で2音の名前かいいかなぁといろいろと候補を出していましたが、なかなか夫と意見が合いませんでした。そのとき、上の子(男の子)が童謡を覚えてじょうずに歌えるようになり、「うたちゃん」はどうかなぁと聞くと、満面の笑みで返してくれました。それから、『ONE PIECE』の新作映画に「ウタ」というキャラクターが出ると聞いて、夫が「シャンクスの娘ならぬ、オレの娘ってなんかいいねぇ」と、とても気に入ったようでした。私も「詩」という響きが好きだったので決めました。特に意味は込めていませんが、5カ月を迎えた今、とっっても満足しています。(カイトウタママさん)
「え」ではじまる名前
依茉(えま)ちゃん
同棲して3年で結婚し、子どもを授かりました。妊娠して生まれるのが夏だと聞いて夫が「茉」の漢字を使いたいと言いました。ジャスミンのお花に使われる漢字で星形のかわいいお花は、見るとみんなが笑顔になるので素敵だと思い賛成しました。「茉」のつく名前をたくさん考えた結果、安心感を与えられるようなあたたかい子に育ってほしい、場を和ませることのできるやさしい子に育ってほしいと思い「依茉」と名づけました。「依」は包まれると安心感がある、自然で飾らない、頼られるしっかり者などの意味があり、これからの成長もとても楽しみです!!(えまらぶさん)
咲茉(えま)ちゃん
夫と付き合い始めたときにアラビアンジャスミンという花を知り、なぜか2人ともそれを気に入って、それをきっかけにお互い気持ちが強まり結婚に至りました。「茉」はアラビアンジャスミンの花の意味を持つらしく、それが咲くという意味で「咲茉」と名づけました。(るなさん)
恵舞(えま)ちゃん
戌の日に夫婦で安産祈願に神社に行きました。御祈祷を終えて神社を散策していると、祈願に来た方々の絵馬が飾られていました。「絵馬を書こうよ!」と私が言うと、「……エマ……」と2人で顔を見合わせました。少し前の健診で女の子かもと言われていたのですが、なかなかいい名前の候補が出てきていませんでした。そんなときの出合い。「エマちゃん! いいね!」と、2人の意見が一致。それ以降、エマちゃんを超える候補は出てこず、エマちゃんに決まりました。(こっちゃママさん)
詠愛(えま)ちゃん
母である私の名前は「はるか」というのですが、フランス人は「ハ、Ha」の発音ができないと以前学び、自分の子どもができたときは、海外の方々を含めてみんなが呼びやすい名前をつけられたらいいなと思い、「えま」という名前にしました。いつか本人が希望するのであれば、海外に羽ばたいていってたくさんの経験をしたらいいなと思っています。漢字は、「詠愛」にしました。「愛詠する」という熟語を隠しています。熟語の意味は、好んでいつも歌うこと。またはその詩や歌です。私と夫は音楽が好きでデートでもカラオケに行ったり、私はバイオリンやハーモニカを趣味で勉強したりしていました。また、私たち夫婦の共通の趣味は読書でもあり、娘にも音楽や文学的なものを好きになってほしいという願いを込めました。(はるままさん)
依眞(えま)ちゃん
待望の第一子。妊娠初期はつわりや問題も特になく最後まで順調にこと進むかと思っていましたが、妊娠後期で妊娠糖尿病であること、逆子であることが判明。また常位胎盤早期剥離により予定日よりも2週間早く緊急帝王切開での出産となりました。病院に着いた時点で娘はすでに酸欠状態になっていたため、一刻を争う状況でしたが、朝早い中でも先生や看護師さんたちの迅速な対応のおかげで無事に愛しい娘はこの世に生まれてくることができました。妊娠と出産を経て、改めて人が生まれてくることは奇跡なんだと実感しました。そして、たくさんの人の助けがあってこそ生まれてくることができた命ということで、いろいろな人を助け、頼られる子になってほしいとの意味で「依」を。「眞」は嘘偽りない正直な子に育ってほしいと願いを込めてつけました。ちなみに母親である私の名前は「結眞(ゆま)」です。(ゆママさん)
「お」ではじまる名前
桜永(おと)ちゃん
上の子の名前が、日本語の基礎である母音のあ行だったのと、イニシャルが「O」の子は少ないだろうなと思い、音の響きもいい「おと」にしました。漢字は出産予定が4月だったので「春」=「桜」というイメージで「お」と読めて、ちょうど桜が咲くころに生まれてほしい、と出産前には名前が決まっていました。そして娘は、桜が満開の日に生まれてきてくれました! 桜は日本国花であり、「優美」という花言葉があります。花が散っても内側では次の春への準備をしており、春に向けて幹の皮も全身でピンクになるころ、地元には千年以上毎年咲き続ける有名な桜の木があるころから、誰からも永く愛され、全身で懸命に生き、内外面も優美な女性になってほしいと願い名づけました。(おとらんさん)
音羽(おとは)ちゃん
夫とは授かり婚でしたが、私が退職するまでは夫と別々の土地に住んでいたため、毎日、寝る前の電話が唯一の2人の時間でした。妊婦健診で性別が確定し、日課の電話で「女の子だったよ」と夫に報告をし、名前も考えなきゃねという話題になりました。「そんなに被らなくてみんなが読める漢字でかわいいのがいい」と夫と話していました。数日後、仕事で事務作業をしているときにパッと目についた名前がありました。「音葉」という名前です。(「おとは」って名前かわいいなぁ、漢字は音羽がいいかも)などと頭の中で考えながら、日課の電話をする際に夫に言おう、と思いその日の仕事を終えました。帰宅して、いつもの時間に夫から電話がかかってきました。「なぁ、今日仕事中にパッて頭に浮かんだ赤ちゃんの名前候補があるんやけど」と夫。「私も今日思いついたのがあるねん」と私。まずは夫の候補から聞くことにしました。すると「『おとは』って名前がいいと思うねん、音の羽で音羽ってどうかな?」と……。まさかでした。「え、私も漢字もまったく同じでその名前にしようって思ってた!」そう言ってそのまま名前が決定しました。遠く離れたところに住んでいた私たちですが、同じ日に同じ漢字で同じ名前を思いついていたなんて、すごい奇跡のように感じました。(とむさん)
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