【医師監修】妊娠中の歯科治療とお口の健康(2/3)
つわりのときは歯が悪くなりやすい?
妊娠中は、女性ホルモンの増加により歯肉の炎症がおこりやすい環境に加え、つわりになると酸味が強い物や、柔らかく食べやすい物など、歯に良くないものを好むことが多くなります。また、嘔吐を恐れて歯のブラッシングがおろそかになることなどから、プレママのお口の中は不衛生になりがちです。
つわりの時期が過ぎたらお口の状態をチェック
つわりの時期が過ぎて歯みがきが無理なくできるようになったら、歯科医院でお口の状態をチェックしてもらいましょう。
[Q] つわりで歯みがきができなくて困っています。どうしたらいいですか?
つわりのときは歯みがきが非常につらいものですね。でも歯をみがかなかったり、いいかげんに歯みがきをしていると、むし歯ができやすくなるだけでなく、歯肉が腫れ出血しやすくなります。
以下のように工夫して、できるだけお口の中を清潔に保ちましょう。無理をせず、できるケアをするよう心がけてください。
■つわりで歯をみがくのがつらいときは
・ハミガキ剤はにおいや刺激の少ない物に変える
・ハミガキ剤がだめな場合は使わないでブラッシングする
・歯ブラシはお口の中に入れやすい小さめの物にする
・前屈みになって掻き出すようにみがく
・歯みがきが苦痛なときはうがいをする
・うがいできないときは氷をなめる
・ながらみがきのすすめ(テレビや音楽を聴きながら……など)
・砂糖不使用のガム(キシリトール、還元パラチノース入りなど)を噛む
妊娠中の歯科治療とお口の健康
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