【医師監修】妊娠中の歯科治療とお口の健康(3/3)

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師川越じゅん奈 先生
原宿こども歯科院長

平成16年岩手医科大学卒業後、赤ちゃん子供歯科、こばやし歯科クリニック、あーす歯科勤務の後、平成27年に原宿こども歯科を開業。怖くない、また来たくなるような場所となることをモットーに、日々治療を行っている。院内は赤ちゃんの時からご家族で心の負担なく通えるよう幸せ感たっぷりな空間や仕掛け用意するなど、楽しめる歯医者を目指している。

妊娠中の歯科治療は、必ず「妊娠中」と伝えましょう

妊娠すると体調や時期によって治療が制限されることがあります。基本は、妊娠を計画したら歯科検診を受け、悪い箇所があれば治療を終えておいたほうがいいでしょう。でも、妊娠中に歯が痛くなったりすることもありますし、定期的に歯科検診やお口のケアを受けることも大切です。母体が安定しているときに、歯の治療を受けておきましょう。治療を受けるときには、必ず「妊娠中」と伝えてください。母子健康手帳の持参もお忘れなく。

 

【医師監修】妊娠中の歯科治療とお口の健康(3/3)

 

■妊娠中の歯科診療時10の注意点

  • [1] 妊娠中に歯科治療を受ける時期は、妊娠中期(5〜8カ月)が最適。妊娠初期・後期は応急処置で。
  • [2] 母子健康手帳を持参すること。
  • [3] 問診時に、詳しく現在の産科についての状況と歯科に対する要望を伝えること。
  • [4] 診療が始まる前に、主要な症状を、再度詳しく歯科医師に伝えること。
  • [5] X線撮影を受ける場合は、おなかの赤ちゃんへの影響がないように防護エプロンで腹部を覆ってもらう。
  • [6] 治療のときは、椅子をあまり倒し過ぎないよう、ラクな体位がとれるようにリクエストすること。
  • [7] 歯科治療で使用する局部麻酔は、通常量の使用で母子ともに影響は少ない。リラックスして処置を受けましょう。
  • [8] 妊娠中期にはほとんどの治療が可能だが、抜歯は慎重に。抜歯するかどうかは、歯科医師とよく相談する。
  • [9] 妊娠中の薬の使用は慎重に。ただし、痛みがひどい場合は、我慢することが逆におなかの赤ちゃんに悪い影響を与えることがあるので、歯科と産科の医師とよく相談したうえで投薬してもらう。
  • [10] 急に治療椅子から立つと立ちくらみがすることがあるので、ゆっくりと動くこと。トイレが近くなったり、気分が悪くなってきたときは、我慢せず医師に伝えること。

 

 

 

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