咳が多いのは精神的なもの?
5歳の息子は、小さいころからよくじんましんが出る子でした。血液検査は何回かしていますが、アレルギー反応はなく、かかりつけの小児科の先生にも「小さい子のじんましんは、よくあること」と言われ「ザジテン」を服用していました。幼稚園に通うようになり、じんましんの出る回数は減りましたが、今でも疲れたり体調が崩れる前にはやはり出ます。今年の夏休みにぜんそく様気管支炎にかかってから、ゼイゼイすることが増えてきました。小さいころから風邪を引くと咳だけ長引くことが多かったのですが、ゼイゼイしだしたのは初めてです。もう一度血液検査をし、ダニ・ホコリに少し反応がありましたが、「気にする程度ではない」と言われました。もともとアレルギー性の結膜炎にかかったり、くしゃみをよくしていました。今は「オノン」を服用していますが、あまりよくなっているようには感じません。「年長児のぜんそくは、母親との関係が影響することもある」と聞いたことがあります。少し過保護に育てているよな気もしますが、育て方が関係しているのでしょうか? 私が少し神経質な性格ということもあり、息子も神経質なところがあります。今現在、1度目の軽い発作から1カ月半ほど経ちますが、またゼイゼイ言い出しています。実家などに預けると、義母は「咳なんかしていない」と言います。やはり、精神的なものなのでしょうか?
お話から考えて、お子さんはアレルギー体質でしょう。ゼイゼイと呼吸の音が聞こえるようであれば、ぜんそくの症状と考えてよいでしょう。「年長児のぜんそくは、母親との関係が影響することもある」というのは、ぜんそくの症状がひどくなることに、精神的な影響があるからだと考えてください。お母さんとの人間関係で、ぜんそくになるという訳ではありません。実家で咳が出ず、自宅で咳をするのは、環境に違いがあるからではないでしょうか? 自宅のほうがホコリが多い、カビ臭い、幹線道路の近くで空気が悪い、などのことに心当たりはありませんか? 自宅でゼイゼイして咳をしても、病院に来るとゼイゼイも咳も鎮まるという方はたくさんいます。この理由は、1つには病院のほうがホコリやダニなどのアレルギーの原因となるものが少ないため、2つ目としては、病院に来ると治療で楽になり、精神的にホッとするため、ということが考えられます。