仲良しの友だち以外にはやさしくできません
4歳になる娘について相談します。赤ちゃんのころは1日中泣き、2歳ごろまで人見知りが激しかったです。おとなしく神経質な性格なのですが、3歳過ぎから、急に気に入らないことがあったり喧嘩をしたときに叩いたり押したりするようになりました。それも年上の子ではなく、同じくらいの年齢の子や小さい子に対してのみ、そういう態度をとります。また、知らない子に「あっち行け!」「ダメ!」など、相手が嫌がるような言葉や乱暴な言葉を使うので、見ていてヒヤヒヤしてしまいます。逆に、仲の良い子にはとてもやさしく接し、相手が嫌がることも言いません。その子のまねをして「一緒がいい!」と言ったり、依存的に接しているようにも見えます。仲良しの友だちにやさしくできるなら、それ以外の子にももっとやさしく接してほしいと思い、「誰に対しても、人が嫌がる言葉は使わないこと!」と言い聞かせています。でも、なかなか直りません。言葉使いは、周りの影響が大きいのでしょうか? 最近は私自身、普段はもちろん、叱るときも言葉に気を付けるように努力しています。年齢的に、言葉の意味をしっかりわかっている訳ではないと思うので、どのように注意したらいいのか、困ってしまいます。4月からの入園を控え、園で友だちを困らせてしまうのではないかと心配です。
仲良しの子にやさしくできるなら、いずれ他の子にもできるようになるでしょう。幼稚園に入園してからのことを心配されていますが、ご質問の内容からはお嬢さんは友だちとの付き合い方をわきまえている印象を受けます。しばらく見守られてはいかがでしょうか? 親がいつも汚い言葉を使っているのでなければ大丈夫です。言葉使いを神経質に注意すると、子どもはどう話してよいか判断できなくなります。そして、積極的に話せない子になってしまいます。言葉は、人との関係を作るための大事な要素です。「自分が言った言葉で、相手を傷つけることもあるのよ」と教え、「自分がそう言われたら、どんな気持ちになるかな?」と一緒に考える時間を持てるといいですね。