言い方が「怖い」と言われました

言い方が「怖い」と言われました

5月で4歳になる長男をとてもかわいく思っているのですが、昨年8月に次男が生まれてからは、育児に追われてイライラしてしまいます。特に怒ってなくても、キツく接してしまうのです。
次男が生まれた頃は、長男から「お母さん嫌い」「大嫌いだから向こうに行って」「僕はお母さんおらんでいいからね、バイバイ」など、毎日言われ続けていました。つらくてつらくて、精神的にボロボロになるころ、母乳相談室に通い始め、そこで初めて長男の言葉が愛情の裏返しなんだと分かり、毎日必死に追いかけて抱きしめました。すると、やっと「ほんとはお母さん大好きなの。寂しかった。甘えたかった。ギューッてしてほしかった」と抱きついてくれました。長男の方を見ていたつもりなのに、ちゃんと見ていなかったんだと反省しました。
その後、しばらくは順調だったのですが、次男の離乳食が始まり、2人を順番に抱っこやおんぶをしていると疲れやすくなっていきました。今度はイライラの歯止めがきかなくなり、長男にキツイ言い方をして感情的に怒ってしまいます。そして、長男に「お母さん怖い」と言われ、ハッとしました。
自分でも気づかないうちに、口調がキツくなっているようなのですが、どうしたらイライラせず、柔らかく穏かな気持ちでいられるのかわかりません。日々の生活にいっぱいいっぱいで、「体が2つあれば、2人とも寂しくさせないで済むのに」と思ってしまいます。何とか笑顔で接したいのですが、どうしたら変われるでしょうか?

専門家の回答

下のお子さんが動くようになったり、離乳食も回数が増えてきたりで、とても忙しくなってきているようですね。
以前、ご長男の甘えを受け入れることができたので、今度も上手に相手をしてあげられることと思います。今は「お母さん怖い」と口に出して言えるので、あなた自身も自分の言葉の行き過ぎに気づきやすいのではないでしょうか?
いつもいつも優しい気持ちで過ごしたい、という思いは充分に理解できます。でも、人間には感情があるため、実際は難しいことが多いものです。母乳期間はそれだけで体が疲れやすくなっていますし、生理前の期間や家事育児で疲れたときには、どうしてもイライラします。感情のコントロールが難しくなるのです。
ですから、疲れたママには毎日の昼寝が必要です。しかし、4歳になると昼寝を必要としないほど体力がついてきていますので、朝7時前に起きる習慣をつけ、外遊びを増やすといいでしょう。もし、一緒に昼寝をして体を少しでも休めたいと考えているのでしたら、試してみてください。
また、一日ガミガミ怒ってもそれほど心配なことは起こらない、というのも事実です。子どもが「お母さん怖い」と言って、言葉の行き過ぎを規制してくれるから大丈夫ですよ。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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