残酷な想像をし、パニックになります
5歳4カ月の息子は、とても明るくやさしい子なのですが、最近「ママがいないと寂しい」と泣いたり、パパや祖父母もいないと寂しがることが多くなりました。また、怒られることをわざとやって、私に逐一報告しにくるようになりました。最近では、「あの人が嫌い」「あの人は死んじゃえ」「○○の頭を、死んじゃうくらい叩きたいと思った」など、恐ろしい言葉を口にするようになりました。そのような意地悪で残酷なことが頭に浮かぶと止まらなくなってしまうようで、「また思っちゃった!」と泣いてパニックになってしまいます。嫌なことだし、考えたくないけど頭に浮かんでしまって、ママにそれを言わないと気がすまないようです。買い物先などでは本当に困ってしまいます。今までは、そのことに対して強く叱っていましたが、最近では、私の叱り方に問題があったのではないかと思うようになりました。今は、「そんなこと言わないんだよ」と軽く流すようにしますが、もっといい対応の仕方があれば教えていただけますか? またこのような症状はすぐに直るでしょうか?
5歳ごろは想像力が豊かな時期です。また、たくさんの感情(情緒)が一気に発達するため、気持ちと行動が不安定で一定しません。ちなみに、こういう時期にお稽古事や受験の準備などで、さらに子どもにストレスをかけるのは控えたほうがよいでしょう。息子さんは、「嫌い」「怖い」「寂しい」などの気持ちを素直に口に出せていますね。したがって、逆に親御さんは対応しやすいのではないでしょうか。こうした素直な言葉が出たときには、その気持ちを全面的に受け入れてあげましょう。そして、ギュッと抱きしめてあげることです。すると、お子さんの情緒は安定し、穏やかになっていくでしょう。