どもりがひどく、何度も同じ質問をします

どもりがひどく、何度も同じ質問をします

4歳と1歳6ヶ月の息子を育てています。上の息子について相談します。
この春、幼稚園に通い始めましたが、1年前くらいからどもるようになりました。
初めは気にしないようにしていましたが、とてもひどく、言葉が詰まって顔を赤らめ、言いたいのに言えないような、言葉が出ないような感じで、苦しそうにするときもあります。そういうときは急かさず、落ち着いて聞くようにしています。改善した時期もありましたが、また最近ひどくなったように感じます。
それに加え、「このテレビまたやる?」「この紙はまたもらえる?」「このご飯、また同じのある?」と、何につけても「同じ物」があるかと、不安そうに質問するようになりました。パッケージの紙、ビニール、新聞、ゴミなど、何に関してもです。「捨てないでね」と言い、なくなっているのに気づくと、泣きじゃくります。ゴミがたまる一方で、ストレスがたまってしまいます。
かなり昔のことも急に思い出し、「あのときもらったあれは、まだある?」「あそこに落としたあれを拾いに行かなきゃ」と何度も質問して、怯えるように泣いたりします。夜中に目を覚まして、同じように質問し、泣くこともあります。
その都度「またあるよ」「いつも同じのがあるから、大丈夫」と答えるようにしていますが、あまりにも頻繁なので、この受け答えでいいのか、半信半疑になっています。弟がおもちゃをなめたり、ビリビリに破ってしまうこともあるので、そのストレスもあるのかもしれません。
また、私がかなり感情的に叱るせいで、不安定な精神状態をつくってしまったのかもしれないと反省しています。どうしても下の子をかばうことが多く、また、上の子が下の子をぐずらせると家事に支障をきたすため、「おもちゃを貸してあげなさい」とキツい口調で諭すこともよくあります。
このように心が不安定な上の子に、これからどう接してあげればよいのか悩んでいます。

専門家の回答

お母さんが感じているように、上のお子さんは心がとても不安定になっています。幼稚園に入園しただけでも、大きなストレスです。それでも一生懸命、幼稚園になじもうとがんばっているのでしょう。自分はそんな状態なのに、家で弟とお母さんが楽しく生活していることを想像すると、気になってしまうのではないでしょうか。
ご指摘の通り、下のお子さんをかばって、上のお子さんを強く叱っていたようですね。吃音は、その影響もありそうです。
1歳6ヶ月の下のお子さんは、自我が強く出始めている頃ではないでしょうか。自分の欲求を譲らず、泣き喚くことが増えていませんか? そんなときは、まず上のお子さんへの配慮を優先してあげてください。上のお子さんに譲ることばかり指示せず、弟をたしなめることも大事です。
色々なことにこだわり、物が捨てられなかったりするのも、今の自分を保てなくなるような不安があるからでしょう。「大丈夫よ!」と、1日に1回以上は抱きしめてあげてください。安心させるためには、お母さんやお父さんのスキンシップが大事です。ぜひ、やってみてくださいね。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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