ママのことを馬鹿にします
4歳の息子は、よくママを馬鹿にします。「ママなんか、あっち行け!」「ママは2番、僕は1番」というような言い方をよくします。それだけならいいのですが、息子のためにおこなったことでも、ちょっとでも嫌なことがあると根に持って謝るまでネチネチ文句を言います。たとえば、この季節は全身にクリームを塗ってあげるのですが、動き回るのでつい力を入れてしまうと、「痛い! 男の子にいじわるしちゃいけないんだよ!」と言って、睨みつけます。「痛かったの? ごめんね。だって早く塗らないと、裸のままで風邪ひいちゃうでしょ」とやさしく言っても許してくれず、「ママがやったんだ」「ママはいつもいじわるする。パパに言っちゃうよ」「ごめんねして!」とぶつぶつ言い、私が何度も謝るのを要求します。そんなときは「私は息子の召使いじゃない!」とイライラしてしまい、「あんたのためにやってるんでしょ! もうママは知らない! 今日はひとりで寝てね!」などと、私もかんしゃくを起してしまいます。すると「ダメ! 一緒に寝たいの~」と言って、甘えてきます。毎日こんなことの繰り返しで疲れてしまいます。いつも不在がちなパパにはこのような態度をとりません。私にだけこうした態度をとるのは甘えでしょうか? それとも、甘く見られているのでしょうか? どのように接すればよいのでしょうか?
息子さんは、お母さんを馬鹿にしているわけではないと思います。でも、「お母さんは、僕のことを本気で注意できない人」と思っているかもしれません。息子さんは、ひとりっ子でしょうか? 「薬を塗るときにはふざけない」ということを、強い口調ではっきりと伝えてください。「痛かった」「僕をいじめた」などと言ったときには、謝らないことです。息子さんのほうがいけないのですから。また「ひとりで寝なさい」と言ったなら、ひとりで寝かせてください。甘えてこようと、それに応じないことです。泣いても泣き終わるまで、知らん顔をすることです。親が「こうする」と口に出していったことは、実行すべきでしょう。それが「しつけ」です。「かわいそう」などと思わないことです。親が「してはいけない」「もし約束を破ったら、こうなります」と話し、理解できて約束したら、親はそれを守ることです。覚悟を決めて、おこなってみてくださいね。