息子は叱られると「自分が嫌い」と言います
5歳と3歳の息子を育てる42歳の母です。私自身の心のコントロールがうまくいかず、たまに子どもを激しく叱ってしまいます。先日は、歯みがきを嫌がる子どもを引きずって、洗面所に連れて行ってしまいました。叱ったあとには心から反省して子どもたちにも謝りますが、そんな自分が嫌になってしまいます。こんなにイライラするのは、更年期に差し掛かっているせいなのだろうか、心療内科を受診したほうがいいのだろうかと、少し不安になっています。もっと心配なのは、私が叱ったあとに5歳の長男が「自分が嫌い」「本当は○○したいのにいいよ!」と自暴自棄な発言をすることです。とても心配ですし、悲しくなってしまいます。実は、長男が2~3歳のころに「お母さんは自分が嫌い」と言ってしまったことがありますが、そのひと言が影響しているのでしょうか? 息子には、自分を大切に思える人間に成長してほしいと願っています。叱りたくなったときに、自分の心をどうコントロールすればいいのでしょうか? また、「自分が嫌い」と言ったとき、どのような言葉かけをしたらいいのでしょうか?
5歳と3歳の男の子を育てるのは体力勝負ですね。兄弟喧嘩もあるでしょうし、言うことも聞かなくなる年齢でもあります。特に5歳のお兄ちゃんは情緒発達が盛んな時期なので、気持ちが不安定になるころです。そのため、この年齢の子は叱ったことを素直に聞くときもあれば、そうでないときもあります。お母さんはきっと、「幼い子は歯磨きを嫌がる」「幼い子は理想通りに磨けない」とわかっていると思います。でも、そのとき気持ちが不安定になっていたため、激しく叱ってしまったのでしょう。叱ったあとに強く後悔してしまうのは、「本当は叱らなくてもいいこと」だったからではないでしょうか? そこで、親が叱る回数、子どもが叱られる回数を減らすためにも、「してはいけないこと」のルールを親子で共有しておくことをおすすめします。夫や2人の息子さんと話し合いながら書き上げ、壁に貼っておくといいでしょう。すると、親が無駄に叱ることも少なくなりますし、叱ったあとに後悔することもなくなると思います。また、5歳の子には「自分が嫌い」という概念はまだ理解できない時期です。「自分が嫌い」と言うとお母さんが敏感に反応するため、そう言っているだけかもしれません。深く考えず、「お母さんは大好きよ」とあっさり返してあげましょう。すると、「そうか!」と思ってくれますよ。