6ヶ月の子の世話でイライラします
6ヶ月の娘(第一子)の育児について、相談します。1年間の不妊治療の末に授かった待望の子なのに、些細なことでついカッとなってしまいます。
オムツ替えで動き回るときや、夜泣きやぐずりがあると、つい口調や態度がキツくなり、そばにあるクッションを壁に投げつけたりしてしまいます。そのとき、子どもはピタリと泣き止み、静かになります。
それを見て、私は猛反省して娘に謝りますが、とても自己嫌悪に陥ります。つい先日もやってしまいましたが、そのときの娘の顔が忘れられません……。
「もう二度としてはいけない」「子どもは、大人の思い通りにはならないんだから」と頭では分かっていても、カッとなると冷静になれなくなってしまいます。もう4回も、こんなことを繰り返しています。
周りからは、「大人しいいい子だね」と言われるような娘なのに、いつも穏やかに接することができず、「自分は育児に向いていないのでは?」とさえ思ってしまいます。「何も分からない子どもを怖がらせてしまった」と本当に心が痛み、涙が出てきますが、「またやってしまうのではないか」「いつかは叩いてしまうのではないか」と不安になります。
今後、どのように接していけばよいのでしょうか? また、今まで取ってしまった態度で、子どもの心に悪影響が出てしまうのか心配です。
苦労して授かった待望のお子さんであるため、子どもに対する幻想が膨らみすぎてしまったのかもしれませんね。子どもは、かわいがれば自然に大人の望むように成長すると考えていませんでしたか?
6か月は赤ちゃんで、まだまだ親の保護が必要な時期です。親の保護の下で、心身共に健康な子どもへと成長していきます。親は、オムツ替えも夜泣きも授乳も、何もかも子どもの欲求に応えていかざる得ないのです。
夫婦の自由な生活は、お子さんの誕生によってガラリと変化します。まずは、それを受け入れることです。さらに、1歳過ぎるには歩き始め、自我を主張し、子どもへと変化していきます。日増しにやんちゃで、頼もしくなっていきますが、親はそれを見守り、支えていかなければなりません。
カッとなってしまうあなたの気持ちは、どこから来ていますか? ご主人との関係は、安定していますか? もし、赤ちゃんに対して腹が立ってしまったときには、ちょっとその場を離れて水を1杯飲んだりするだけでも、大分気持ちが落ち着きます。
また、保健センターで地域の育児クラブを紹介してもらったり、イライラする気持ちを保健師に打ち明けてみてください。聞いてもらえるだけで、自分の気持ちがとても安定し、優しくなれると思います。