地震が不安になり、子どもも落ち着きがなく見えます

地震が不安になり、子どもも落ち着きがなく見えます

愛知県に在住で6ヶ月の娘がいます。東日本大震災が起きてから、「次は東海地震が起きるんじゃないか?」と毎日不安で考え込んでしまいます。夜も心配で寝つけず、心配しすぎて吐きそうになり、食欲も減ってしまいました。
「このままじゃ娘にもよくない」と思っていても不安で仕方がなく、娘も何だか落ち着きがないように見えます。こうしたとき、母親としてどのように考え、行動すればいいのでしょうか?

専門家の回答

東日本大震災に当たっては、日本のみならず世界中が驚愕し、不安になってしまいました。想像を絶する被災地の惨状に恐怖が高まり、原子力の事故も私たちの生活を脅かしています。地震後の停電の他、計画停電が実施された地域では、暗闇で過ごす恐怖を体験した人もたくさんいました。
今、あなたが地震を怖れ、不安になる気持ちもよく理解できます。しかし、恐怖を感じるのは、安心できる環境にいるからこそでしょう。被災地にいる方々は、今を生きること、命を守ることに必死です。恐怖は、一段落した後に出てくるのだと思います。
あなたが地震に対してとても強い恐怖を感じるのは、お住まいが東海地方でもあることから、過去に地震や津波のことでとても怖い思いを持ったからではありませんか? 特に幼い頃(胎児の頃や3歳前であっても)に強い恐怖を感じた経験を持つと、その恐怖の原因に近い状況になったときに、訳のわからない不安が襲ってくることがあります。過去にそんな体験がなかったか、あなたのお母さんに聞いてみてください。強い恐怖の原因が理解できれば、気持ちが少し落ち着くと思います。それでも落ち着かなかったら、母親の不安に対応してくれる地域の子育て支援センターや保健センターに相談してみてくださいね。
6ヶ月の娘さんとは、どうか毎日を楽しく過ごしてください。一緒に散歩をしたり、晴れた日には公園でシートを広げ、おもちゃや草花などを手に、お友達も交えて遊んであげるのもいいですね。
怖がっていても、何も変わりません。不安や恐怖は、人を不幸にするだけです。そして、赤ちゃんである娘さんは、あなたの不安や恐怖を直接受け止めてしまいます。震災には過度に怖がらず、具体的に防災に備えることです。防災用品の準備を、夫と一緒に進めておくといいでしょう。そして、「私は大丈夫!」と自分に言って聞かせてくださいね。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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