自分の虐待経験を思い出すと育児が怖くなってしまいます
私は、幼いときに母からの虐待、兄からの性的虐待(今思えば性的虐待だったと思います)を受けていました。今、子どもは1歳になりますが、幼いころに受けた虐待が頭の中を駆け巡り、育児に手がつかなくなってしまいます。子どもを注意するときにも、母と同じ言い方になっているようで、怖くて仕方ありません。自分自身の虐待経験に気づいたのは、子どもを産んでからでした。母の顔を見るたびに虐待のことが思い出されて、憎くてたまりません。こんな気持ちになってしまう私はおかしいのでしょうか? これから先、どのように子どもを育てていいのか、母とどのように付き合ったらいいのか、わからなくなってしまいます。
つらい思いを打ち明けてくださってありがとうございます。誰にでも相談できることではないですね。お子さんが1歳過ぎて、精神的に少しゆとりが出てきたこと、イヤイヤ期に差し掛かって注意しなければいけない場面が増えてきたこと、こうしたことから、ご自身の子ども時代のことが、ふと頭によぎるようになったのはないでしょうか? 1歳半ごろから自我が芽生えてくると、毎日のようにやりたいことを体験させ、逆に、やってはいけないことはきちんと注意しなければならなくなります。たとえ楽しい時間でも、泣いて駄々をこねていても、注意して我慢をさせるのが親の役目です。こうした対応は3歳ごろまで続きますが、そのとき、ご自分がお母さんとのつらい関係を思い出し、そのことに囚われていると、お子さんへの養育態度が曖昧になってしまいます。したがって、今はお母さんとのお付き合いは最小限にしておいたほうがいいでしょう。ご自身の育児態度に自信がなくなったら、地域の保健センターの保健師や、子ども家庭支援センターのスタッフなどに相談してみてください。ひとりで悩んでしまうと、子どもがその不安を察知して安定しなくなるので、何度でも話を聞いてもらい、あなた自身が自分の気持ちを整理するといいですよ。