「オンライン英会話を毎日続けて1年経ったのに、全然話せるようにならない…」
「一体いつになったら英語が話せるようになるんだろう…」
熱心にオンライン英会話を続けてきたにもかかわらず、思うように上達を実感できず、へこむ気持ちになっている方は少なくないでしょう。頑張っているのに効果が出ないと、続けること自体がきついと感じてしまいますよね。
この記事では、そんな悩みを抱えるあなたのために、
- そもそもオンライン英会話を1年続けたら、どのくらい話せるようになるのか?
- 1年続けても英語を話せない9つの根本的な理由
- 今からでも実践できる、着実に上達するための具体的な方法
について徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には「話せない」という悩みから解放され、再び前向きな気持ちで英語学習に取り組めるようになっているはずです。
オンライン英会話を1年継続しても話せない人は少なくない!
まず、最もお伝えしたいのは「オンライン英会話を1年続けても満足に話せない、と悩んでいるのはあなただけではない」ということです。
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトを見ても、「オンライン英会話を1年続けているのに、全く話せません。心が折れそうです。」といった悩みが数多く投稿されています。
多くの人が同じように悩み、試行錯誤しています。ですから、現時点で話せないからといって、自分を責めたりへこんだりする必要は全くありません。
むしろ、1年間も継続できたこと自体が素晴らしいことです。たとえ実感はなくても、1年間のレッスンを通して、あなたの英語力の土台は間違いなく積み上がっています。リスニング力や知っているフレーズの数は、1年前のあなたとは比べ物にならないのではないでしょうか。
大切なのは、その積み上げた土台の上でなぜ「話せる」という感覚に至らないのか、その理由を正しく理解し、学習方法を少しだけ見直すことです。
1年間続けても英語を話せない人の体験談
実際に、SNSや掲示板などでは1年間オンライン英会話を続けても、なかなか効果を実感できないという声が見られます。
口コミ①:週2〜3回を1年間続けたAさん
「週に2〜3回のペースでオンライン英会話を1年間頑張ってみたけど、いまだに自己紹介がやっと。フリートークになると言葉に詰まってしまい、結局講師の質問に単語で答えるだけになってしまう…。」
口コミ②:毎日欠かさず1年間続けたBさん
「毎日25分のレッスンを1年一日も欠かさず続けた。でも、言いたいことが瞬時に口から出てこない。簡単な日常会話はできるようになった気もするけど、『話せる』というレベルには程遠い。続けた結果がこれかと思うと、正直きつい。」
口コミ③:目標なく続けてしまったCさん
「特に目標もなく、ただ英語に触れるのがいいかなと思って1年間受講。でも、上達している実感が全くない。最近はレッスンがマンネリ化して、ただ受けるだけになっている気がする。」
その他にも、以下のような意見が見られました。
- 1年経っても、使えるフレーズが増えた気がしない。
- 講師の言っていることは大体わかるようになったが、自分からは話せない。
- 文法の間違いを恐れて、簡単な文章しか話せない。
このように、受講期間や頻度に関わらず、「1年経っても話せない」と感じている人は一定数存在するのが現実です。
1年で英語が話せるようになった人もいる
一方で、もちろん1年間の継続によって、着実にスピーキング力を向上させた人たちもたくさんいます。
口コミ①:毎日受講し、予習復習を徹底したDさん
「毎日25分のレッスンに加え、レッスン前に話したいことを考え、レッスン後に新しく習った単語やフレーズをノートにまとめることを徹底した。続けた結果、1年後には海外旅行で困らないレベルの英会話ができるようになり、外国人とも物怖じせず話せるようになった。」
口コミ②:明確な目標を持って取り組んだEさん
「『半年後の海外出張で、自分の意見を英語で伝える』という目標を立て、ビジネス英語に特化した教材を選択。週5回のレッスンで徹底的にロールプレイングを繰り返した。1年後には、会議で簡単な質疑応答ができるようになり、大きな自信につながった。」
口コミ③:とにかく間違いを恐れず話したFさん
「最初のうちは単語とジェスチャーだけでも、とにかく伝えようと努力した。文法がめちゃくちゃでも、講師は辛抱強く聞いてくれた。そのおかげで、間違いを恐れる気持ちがなくなり、積極的に話せるようになった。1年経った今では、日常的な話題なら25分間会話が途切れることはない。」
その他、このようなポジティブな続けた結果も見受けられました。
- 1カ月目は自己紹介もままならなかったが、一年で英語が話せるようになり、字幕なしで映画の内容が理解できるようになった。
- 毎日続けることで、英語を話すことへの抵抗感がなくなり、英語力全体の底上げにつながった。
- オンライン英会話の効果でTOEICのスコアが200点アップした。
これらの体験談からわかるように、同じ「1年間」でも、その取り組み方によって結果は大きく変わってきます。では、その差は一体どこから生まれるのでしょうか。
1年経っても上達しない!オンライン英会話で話せない9つの理由
あなたが1年間オンライン英会話を続けても「話せない」と感じるのには、必ず理由があります。多くの場合、以下の9つのいずれか、あるいは複数が当てはまります。自分の学習習慣と照らし合わせながら、チェックしてみましょう。
1. そもそも受講時間が少ない
「1年間」という期間に満足してしまい、絶対的な学習時間が不足しているケースです。
例えば、週に1回25分のレッスンを受けている場合、年間の学習時間は 25分 × 52週 = 1,300分、つまり約21.7時間にしかなりません。
言語習得には膨大な時間が必要であり、20数時間程度のアウトプット練習で流暢に話せるようになるのは、残念ながら非常に困難です。一般的に、日本人が英語を習得するには2,000時間以上の学習が必要と言われています。
毎日25分のレッスンを1年間続けたとしても、合計で約152時間です。もちろん大きな一歩ですが、これだけでペラペラになる、と考えるのは少し早計だと言えます。「1年」という言葉だけに惑わされず、純粋な学習時間が足りているかを見直す必要があります。
2. 文法や単語など英語学習の基礎がない
オンライン英会話は、あくまでスピーキングの練習、つまりアウトプットの場です。ある程度の基礎知識(単語、文法)がなければ、話そうにも話すための「材料」が頭の中にない状態になってしまいます。
- 知っている単語が少なすぎて、言いたいことを表現できない
- 中学レベルの基本的な文法(時制、語順など)が曖昧で、文章を組み立てられない
このような状態でレッスンに臨んでも、講師の質問に単語で答えるのが精一杯になりがちです。これでは、会話の練習にならず、ただ時間が過ぎていくだけになってしまいます。家を建てるのに、土台となる基礎工事が不可欠なのと同じです。
3. インプットばかりでアウトプットができていない
2つ目の理由とは逆に、インプット学習ばかりに偏っているケースです。
単語帳を眺めたり文法書を読んだり、英語のニュースを聞いたりすることは非常に重要です。しかし、それだけでは「話せる」ようにはなりません。スピーキング力は、実際に自分の口を使って英語を話すアウトプットの練習をしなければ、絶対に伸びないからです。
知識として「知っている」ことと、それを瞬時に口から出す「使える」ことの間には、大きな壁があります。オンライン英会話のレッスンを受けているつもりでも、実は講師の話を聞いている時間がほとんどで、自分が話している時間はごくわずか、という状態に陥っていないでしょうか。
4. 目的がなくだらだらと続けている
「なぜ英語を話せるようになりたいのか?」という目的が曖昧なまま、ただ漠然とレッスンを続けていると、学習の方向性が定まらず、上達のスピードは鈍化します。
- 「海外旅行で現地の人と話したい」
- 「仕事で英語の電話に対応できるようになりたい」
- 「好きな洋画を字幕なしで理解したい」
このような具体的な目的があれば、それに合わせた教材を選んだりレッスン内容をリクエストしたりと、学習の質を高めることができます。ゴールのないマラソンを走っているような状態では、モチベーションの維持も難しくなり、「ただ受けるだけ」のマンネリ化した習慣に陥りやすくなります。
5. レッスンの復習をしていない
オンライン英会話のレッスンは、受けっぱなしにしてしまうと効果が半減してしまいます。25分間のレッスンで新しく学んだ単語やフレーズ、講師に指摘された間違いなどを、そのまま放置していないでしょうか。
人間の脳は、一度見聞きしただけの情報をすぐに忘れてしまうようにできています(エビングハウスの忘却曲線)。せっかく学んだことを定着させるためには、復習というプロセスが不可欠です。
- レッスン中に言えなかった表現を、後で調べておく
- 新しく習った単語を使って、自分で英文を作ってみる
- レッスンの録音を聞き返し、自分の発音や間違いを確認する
このような地道な復習を怠っていると、毎回同じような間違いを繰り返し、なかなか次のレベルに進むことができません。
6. 講師や教材との相性が悪い
オンライン英会話の効果は、講師や教材との相性に大きく左右されます。
- 講師との相性:
- 話すスピードが速すぎる、または遅すぎる
- 間違いを全く指摘してくれない、または細かく指摘しすぎて会話が止まる
- 性格や趣味が合わず、会話が弾まない
- 教材との相性:
- 自分のレベルに合っていない(簡単すぎる、または難しすぎる)
- 内容に興味が持てず、学習意欲が湧かない
- 自分の学習目的と教材のゴールがずれている
合わない講師や教材を我慢して使い続けても、学習効率は上がりません。多くのオンライン英会話サービスでは、様々な国籍や経歴の講師が在籍しており、教材も豊富に用意されています。自分にピッタリの学習環境を見つけるための試行錯誤も、上達への近道です。
7. 質問に答えるだけになっている
レッスン中、常に受け身の姿勢になっていませんか? 講師からの質問に答えるだけで、自分から積極的に会話を広げようとしない場合、スピーキング力はなかなか向上しません。
- “How are you?” → “I’m fine.” (沈黙)
- “What did you do today?” → “I went to work.” (沈黙)
- “Do you have any questions?” → “No.” (沈黙)
これでは、英会話のレッスンではなく、単なる「尋問」になってしまいます。レッスンはあなたが主体的に話す練習の場です。自分から質問をしたり、話した内容をさらに深掘りしたり、関連する話題を提供したりと、会話のキャッチボールを続ける意識が重要です。
8. “きちんと話す”ことに固執している
「完璧な文法で、正しい単語を使わなければならない」
「間違えたら恥ずかしい」
このように、”きちんと話す”ことに固執するあまり、言葉に詰まってしまうケースです。特に、真面目な日本人学習者に多く見られます。
完璧さを求めるあまり、頭の中で文章を組み立てている間に会話のタイミングを逃してしまったり、難しい単語や言い回しを使おうとして結局何も言えなかったりします。
英会話の第一の目的は、「相手に意図を伝えること」です。最初は単語の羅列でも、文法が多少間違っていても構いません。まずは、今持っている語彙と文法知識を総動員して「伝えようとする」姿勢が、上達の鍵を握ります。
9. 目標とするレベルが高い
実は、あなたは1年前よりも確実に上達しています。しかし、自分の中で「英語が話せる」という理想のレベルを非常に高く設定しているため、そのギャップから「自分は全く話せない」と感じてしまっている可能性があります。
例えば、あなたの目標が「ネイティブスピーカーと対等にディスカッションできる」ことであれば、1年の学習でそこに到達するのは容易ではありません。
しかし、冷静に1年前の自分を思い出してみてください。
- 1年前は聞き取れなかった講師の指示が、今では理解できる
- 1年前は単語でしか答えられなかったのが、今では簡単な文章で答えられる
- 1年前は自己紹介もたどたどしかったが、今ではスムーズに言える
これらは全て、紛れもない「上達」です。高すぎる目標との比較で落ち込むのではなく、過去の自分との比較で小さな成長を一つひとつ認めてあげることが、モチベーションを維持し、学習を継続する上で非常に大切です。
効果を実感!オンライン英会話で話せるようになる方法
では、どうすれば「話せない」状態から抜け出し、オンライン英会話の効果を最大限に引き出すことができるのでしょうか。ここでは、明日からすぐに実践できる、5つの具体的な方法をご紹介します。
1. とにかく英語学習を習慣化させる
まず最も重要なのは、英語に触れることを毎日の習慣にすることです。
週に1〜2回まとめて長時間学習するよりも、毎日15分でも30分でも英語に触れる方が、記憶の定着と英語力の維持・向上に圧倒的に効果的です。
- 朝起きたら、まずオンライン英会話を予約する
- 通勤・通学の電車の中で、単語アプリを5分やる
- 昼休みに、前回のレッスンの復習をする
- 夜寝る前に、英語のニュースを1記事読む
このように、日常生活のすきま時間に英語学習を組み込んでみましょう。「勉強するぞ!」と意気込むのではなく、歯磨きや入浴と同じように、やらないと気持ちが悪いレベルの習慣にしてしまうのが理想です。毎日続けることで、英語に触れることへの心理的なハードルが下がり、学習が生活の一部となります。
2. 基本的な文法や単語を学び直す
もし、あなたがレッスン中に言葉に詰まることが多いなら、一度立ち止まって英語学習の土台である基礎的な文法と単語を学び直すことを強くお勧めします。特に、中学英語の範囲には、日常会話の根幹をなす非常に重要な要素が詰まっています。
- 中学レベルの文法書を1冊、最初から最後まで通読してみる
- 基本的な動詞(get, take, have, goなど)の使い方を徹底的に復習する
- 身の回りのものを英語で何と言うか、意識して調べてみる
この基礎固めは、遠回りに見えて、実はスピーキング力上達への一番の近道です。話すための「引き出し」が増えれば、オンライン英会話のレッスンがより有意義なアウトプットの場に変わります。
3. 間違いを恐れずにどんどん発言する
マインドセットを変えましょう。オンライン英会話は「完璧な英語を披露する場」ではありません。「間違いをたくさんして、それを修正してもらうためのトレーニングの場」です。
講師は、あなたがノンネイティブであることを理解していますし、間違いを訂正するのが仕事です。沈黙してしまうのが、一番もったいない時間の使い方です。
- 完璧な文章が思いつかなくても、知っている単語だけでも言ってみる
- 「えーっと」「あのー」は英語で “Well…” “Let me see…” などと言い、考える時間を作る
- 自信がなくても、とにかく口に出してみる。間違っていたら講師が直してくれます
間違いは、伸びしろです。たくさん間違えた日ほどたくさん学べた日だと考え方を変えることで、積極的に発言できるようになり、会話量が一気に増える可能性があります。
4. レッスン中にも辞書を使う
レッスン中にわからない単語や表現が出てきたとき、どうしていますか? わからないまま会話が止まってしまったり、なんとなく聞き流してしまったりしては、せっかくの学習機会を逃してしまいます。
もちろん、講師に “What does that mean?” と質問して意味を教えてもらうのが理想です。しかし、それでもピンとこない時やより深く理解したい時は、ためらわずに辞書を使いましょう。
オンライン英会話によっては、辞書を使いにくい雰囲気があるかもしれませんが、わからないまま時間を無駄にするより、数秒で調べて理解を深める方がはるかに効率的です。
- PCで受講しているなら、ブラウザのタブで辞書サイトを開いておく
- スマホの辞書アプリをすぐに使えるようにしておく
- 講師に「少し待ってください、調べます」と “Just a moment, let me check.” と断りを入れる
チャットボックスに単語を打ち込んでもらい、それをコピー&ペーストして調べるのも良い方法です。わからないことをその場で解決する習慣が、あなたの語彙力を着実に増やしてくれます。
5. 英語学習のモチベーションを上げる
1年という長い期間、学習を継続するには、モチベーションの維持が不可欠です。「話せるようになりたい」という気持ちを高め、レッスンへのやる気を引き出す工夫をしましょう。
- 具体的で達成可能な短期目標を立てる:
- 「来月までに、自己紹介に趣味の話を加えられるようにする」
- 「3カ月後のTOEIC Speaking Testで130点を取る」
- 「次のレッスンでは、自分から3つ以上質問する」
- レッスン以外の楽しみを見つける:
- 好きな海外ドラマや映画を英語音声・英語字幕で観る
- 好きな洋楽の歌詞を和訳してみる
- 国際交流イベントに参加し、インプットした英語を試す場を作る
- 成長を可視化する:
- レッスンの録音機能を使って、1カ月前の自分の音声と聞き比べてみる
- 学習記録アプリなどで、自分の学習時間や学んだ単語数を記録する
英語はあくまでコミュニケーションのツールです。ツールを使って何がしたいのか、という目的意識を常に持つことで、学習は「やらなければいけないこと」から「やりたいこと」へと変わっていきます。
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今回は、オンライン英会話を1年間続けても話せない理由と、その解決策について詳しく解説しました。
大切なのは、へこむことなく自分の学習方法を客観的に見直し、正しい努力を継続することです。今回ご紹介した方法を一つでも実践すれば、あなたの英語力は必ず次のレベルへと進みます。
もし、「今のオンライン英会話が自分に合っていないのかもしれない…」と感じたり、「もっと自分に合った講師や教材で学びたい」と思ったりした場合は、他のサービスを検討してみるのも一つの有効な手段です。
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