サニタリーボックスがない!?
私が沖縄の離島に旅行したときのこと。ちょうど生理の期間だったので、トイレの個室に入り、ナプキンを交換しようとしました。
ところが、いくら個室の中を見回してもサニタリーボックスがありません。サニタリーボックスがないトイレに初めて入ったので、私はびっくりしてしまい、何度も何度もトイレの中を確認しました。
しかし、いくら探してもやはりサニタリーボックスは見当たらないのです。
代わりに置いてあったもの
サニタリーボックスがない代わりに置いてあったのは、紙を折って作られた小さなゴミ捨て用の袋。これがいくつもいくつも置いてあったのです。
私は、「この袋に使用済みナプキンを包んで持って帰ってね、ということなのかな」と理解し、ひとまずナプキンを新しいものに交換したあと、その小さな紙袋に使用済みナプキンを包み、さらにその小さな紙袋はナプキンを入れているポーチに入れて、持ち帰ることにしました。
サニタリーボックスが置いていない理由
なぜ、サニタリーボックスを置いてないのか? 気になった私は、あとで調べてみると、その理由がわかりました。この離島では、島にごみ焼却炉がなく、ゴミは船で運んで大きな島まで運ぶのだそうです。
そこで、島ではなるべくゴミを出さないようにすべく、観光客にもゴミの持ち帰りを呼びかけているのでした。だから、小さな持ち帰り用の袋を用意することで観光客に使用済みナプキンを持ち帰るように奨励しているということがわかりました。
初めはサニタリーボックスが置いていないことに非常にびっくりしましたが、ナプキンもゴミになると思うと、考えさせられました。今は月経カップや布ナプキンなど環境にやさしい生理用品も出ているので、今度試してみたいなと思うようになりました。
著者/nanoka22
イラスト/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
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