こんにちは! 保育士の中田馨です。9月を過ぎ秋になると、外遊びをするのに良い季節になってきますね。暑い夏はなかなか外に出られなかったと思いますので、公園などでの外遊びが楽しみというお子さんも多いことでしょう。
そこで今回は、外遊びを楽しむためにも気をつけておきたいことや、実際にあったヒヤリハットについてお話しします。
公園の遊具でのヒヤリハット
まずは実際に、私が経験したヒヤリハットをご紹介します。よくあるのが、ブランコが揺れ散るそばを走り抜けたり、ブランコに乗っている友だちのところへ行ったりすること。ブランコは揺れているので、1回目当たってこけて、こけている間にもう1回揺れてまた当たって……と大惨事になりかねません。実際私は小学生のときに、2回目の揺れがおでこに当たって青タンができたことがあります。
また、すべり台は階段を上ったはいいけれど、すべるのが怖くて体が動かなくなってしまう子もいます。うしろから他の子が来て「早く行ってほしい」と押されることも。 そこで、遊具で遊ばせるときには以下のことに注意しましょう。
・大人の手が届かない遊具では遊そばせない。
・子どもの年齢に合った遊具で遊そばせる。(背伸びをさせない)
また、保護者からの報告で、「砂場用のスコップの柄にある小さな丸い穴に子どもが指を突っ込み、抜けなくなってレスキュー隊が出動した!」という事例もありました。子どもは、大人が思いもしないことでケガをすることがあるということですね。注意しておきましょう!
外遊びでのヒヤリハット
公園や広場で遊ぶときに、よくあるヒヤリハットは、「たばこの吸い殻やゴミ、ガラス」など、触ってほしくない物を子どもが触ろうとしたときです。公園に着いて私がまず行うことは、それらが落ちていないか確認して拾うことです。 特にベンチ付近には、たばこの吸い殻やお酒の空き缶などが落ちていることが多いです。子どもは、地面をよく観察しています。子どもに気づかれる前に大人が処理しておくと安心です。
また、一瞬目を離したときに、子どもが目の前からいなくなることもあります。特に、親子共に普段遊び慣れていない公園などに行ったときには要注意です。私の場合、遠足で少し大きな公園に行った際、そろそろ帰る時間だからと片づけをしているときに「○○君がいない!」と気づきました。幸い子どもはすぐそばの植木のそばでしゃがんで、アリ観察をしていたので、すぐに見つかったのですが。あのときの「いない!」と思ったときの背筋が凍る思いは今も忘れられません。
もし、外遊びで「ヒヤリ」とした体験をしたときは、次に「ヒヤリ」としないためにどうすればよいのかを考えるとよいでしょう。