「絶対に職場に来るなよ！」念を押す夫
苛立っている夫は、「いいよな、おまえは。仕事しなくても職場に顔出したら金になるだろ。俺は毎日大変なんだよ！」などと嫌みな発言ばかり。その上、事あるごとに「俺は忙しいんだから、絶対に職場に来るなよ！」と言うのです。
結婚前は職場を自慢げに見せてくれたり、仲の良い後輩社員を紹介してくれたりしたのに、その態度は一変。私は、夫が職場に何か隠しごとをしているのではないかと疑いました。
夫の嘘が発覚！
とある朝、夫が会社へ行ったあと、スマホを家に忘れていることに気づいた私。夫の職場へ行くチャンスとばかりに、スマホを持って職場へと足を運びました。
しかし職場に入ると、夫はいない様子。他の社員が何やら驚いた顔で私を見てきます。以前に紹介された後輩社員の男性にスマホを届けにきた旨を伝えると、「ご主人は辞めていますよ」と言うのです。
どうやら、夫は結婚直後に辞表を出し退職していたそう。さらに、夫は会社の経営者でもなんでもないとのこと。つまり、私に話していたことはすべて嘘だったのです。
ショックを受けた私が帰ろうとすると、後輩社員の男性は、夫が不倫していることを教えてくれました。
夫が女と高級マンションから出てきた！？
後輩社員の男性が教えてくれた高級マンションへ向かう私。ちょうどマンションについたとき、夫が女性と現れました！ 声をかけると夫はうろたえ、慌て始めます。彼女は自らを夫の婚約者だと名乗りました。
どうやら女性はお金持ちのよう。夫が既婚者であることを知らず、「母の介護のために仕事を辞めた」というウソを信じてしまい、生活費として毎月50万円も渡していたそう。
もちろん義母の介護もすべて嘘。夫は仕事も私生活も全部嘘で固め、私たち2人を騙していたのです。
二重生活がバレた夫の末路
私は「仕事場に行ったらとっくの昔に退職したって言われたの。もう全部バレてるのよ！ 離婚ね」と夫の二重生活を暴き、離婚を宣言。
もちろん女性も、夫の嘘を知ってがくぜん。夫は、私と女性の2人から慰謝料を請求されることになりました。
元夫は現在、2人分の慰謝料やこれまで女性から受け取った生活費の返済のため、バイトを掛け持ちして寝る暇もなく働いているそう。
一方、私は女性と意気投合。2人とも新たな出会いを求めつつ、充実した人生の一歩を歩み始めました。
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その場しのぎの嘘で乗り切ろうとしても、悪事は必ずバレてしまうものですね。自業自得の結果となりました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
