初めての出産から思いのほか早くお産が進んだ私
長男は、母子健康手帳に分娩時間6時間と書かれているものの、体感的に痛みを伴う陣痛は2時間ほどでした。長男のときは、自分でもスピード安産でよかったと思っていました。
次男は、分娩時間1時間30分。車移動が約1時間だったので、病院についてから30分での出産でした。最初、痛みはあまりありませんでしたが、車の振動でどんどん進む痛みに、早めに病院に電話してよかったと安堵しました。
3度目の妊娠。管理入院を終えて、帰宅後……
3度目の妊娠は、双子だったため妊娠30週から切迫早産で管理入院をすることになりました。妊娠34週に入ったところで退院し、自宅に帰ってからは家事や上の子たちのお世話は夫にお願いして、私はほぼ寝たきり生活。双子の妊娠なので、早く生まれてしまうリスクは覚悟していました。
そのため、体調の変化やおなかの張り、おしるし、破水には敏感に注意する毎日。次男を出産したとき、少し痛くなってきたかなと思ってからの進みが早かったので、今回も気づけるのか、前回よりもっと早い分娩時間になるのかとすごく不安でした。
なんとなくいつもと違うかも?
頻尿がひどく、妊娠35週5日目の朝もいつものようにトイレへ行きました。また眠りにつこうかなと布団に入りましたが、なんとなく便意を感じトイレへ。すぐに便意はなくなり痛みもありませんでしたが、もしやと思い、病院に電話しタクシーを呼んで家を出発しました。起きてから家を出るまで15分の出来事です。上の子たちがいるので、ひとりで荷物を抱えタクシーで病院へ向かうことに。
しかしタクシー乗車後、すぐに大きい痛みが来てタクシーの中でいきみたくなってしまったのです。おしりの穴を自分で押さえながら、呼吸を整えることに集中し、なんとか病院に到着。8階の病棟まで行かないといけないのですが、ちょうど破水してしまい、いきみたい感覚が増しました。分娩室に向かい、着替えも間に合わず、病院に到着してからわずか15分後には双子の1人目を出産したのです。
出産の回数を重ねるごとに、分娩時間が短くなり、今回はタクシーでいきみたくなったことが今思えばとても恐怖です。起きてから1時間の出来事で、あのかすかな便意を見逃していたら……と、素早く行動し無事病院で出産ができてよかったと改めて思えた出産でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:高奈あきこ/女性・主婦。5歳、4歳、2歳の双子の4人の男の子ママ。リラクゼーションサロン勤務の経験あり。おしゃれを捨てないパワフルママ目指し中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています