義両親は休日の朝に連絡なしで家にくることは当たり前。もし逃げたりすると、近所を探し回り大騒ぎするので困っていました。
わがまま放題の義両親に、決意を固める2人
ある日、2人で出かけようと玄関を出ると、そこには義両親が! 今から出かけると伝えても「11時から映画を見るから送っていけ」と家に上がり込んできて、朝ごはんまで要求してきます。
結局その日、義両親は映画を観に行く気が失せたと、家でダラダラし始めてしまいました。
お昼時になると、「お腹空いちゃったぁ~。そろそろお昼だけど、ごはんまだ!?」「家政婦、お茶~」「こんな使えない家政婦なんているわけないじゃない」と言いたい放題! 挙句の果てには寿司を取れと言い始めました。
我慢の限界に達した私たち。「縁は切らずに復讐します」と私が言うと、「了解」と夫。ある作戦を決行することに!
「家具は差し押さえられ、家も追い出される」と嘘をつくと……
給料日後の週末になると、必ずやってくる義両親。今月もインターホンが鳴ると、「しゅ、主人ならいませんからぁ!」と私はわざとおびえた声で答えました。
「自分たちを追い返す嘘だ」と言う義両親を引き入れると、家に入った義両親はビックリ! なんと家具はほとんどなくなっていたのです。本当は引っ越し業者に頼んで新居に移動させただけなのですが、家賃を滞納して家具を差し押さえられたと嘘を言いました。
「家を追い出されるからと同居したい」と義両親に同居を迫る私と夫。毎月お金を入れて家事をするなら、という条件で同居することになりました。
私たちの真の目的は……?
そのとき、玄関の外から「いるのはわかってんだぞ!」と借金取り風の男がやってきました。「これまで義両親にごちそうをするために借金をしていた」と嘘を伝え、男に義両親を紹介する2人。
「親~!? ほほう。それならこいつに貸した金、返してくれるんだろうなぁ!?」と詰め寄られると、義両親は「同居の話はなしだ! 金輪際、あんたたちとは関わらないから!」と逃げていきました。
多額の借金を押し付けられると思った義両親は、着信拒否までする徹底ぶり。私と夫はガッツポーズ! そうです、2人の目的は義両親から縁切りをさせること。知り合いに頼んで、借金取りの演技をしてもらったのでした。
私たちは新居へ引っ越し、今では平和な毎日を過ごしています。
子どもは親の所有物ではありません。親のほうから縁を切るように仕向ける作戦、アッパレです!