長男の嫁が息子を生まないなんて!
子どもを長いこと授かることができなかった私たち夫婦。
わが子に会うために頑張っていた私でしたが、長い妊活に苛立つ夫は「お前の年齢のせいなんじゃないか?」「生活がズサンだったツケがきているんだ」と暴言が止まりません。
数年後、やっと子どもを授かりました。これで夫婦仲が円満になると思いきや、夫の態度は悪いまま。
どうやら夫は、娘ではなく息子が欲しかったよう。
「長男の嫁が息子を生まないなんてありえないだろ!」と私を責めるのです。
「もっと若い嫁をもらうべきだったな」
「2人目はいつ作るんだ?」と夫。
しかし、一人目が生まれてまもないため、そんな余裕はありません。
夫は子どもが生まれても、家事や育児は一切せず、好き勝手に出かけてしまいます。
また、独身気分が抜けず、お金も使い放題です。
こんな環境ではもう一人子どもを産むなんて、できるわけがありません。
すぐには無理だと断ると、夫の機嫌はどんどん悪くなり
「何人でも子どもが産める、もっと若い嫁をもらうべきだったな」
と吐き捨てるのです。
急な単身赴任
険悪な雰囲気が続く中、夫は急に単身赴任に行くと言い出しました。
幼い子どもを抱える私は、ひとりでは不安だったので単身赴任を断るよう頼みますが、無理だダメだの一点張り。
勝手に準備を進め、晴れ晴れした様子で家を出て行きました。
単身赴任生活をスタートさせた夫は案の定、連絡もよこさず、私の電話もスルー。休暇になっても一切帰ってくる素振りを見せません。
浮気相手の妊娠
単身赴任に出て以来一度も帰ってこなかった夫が帰宅。隣には見たことのない女性が立っています。
「俺たち結婚することにした」
「私、夫の子どもを妊娠してるの〜♡ 男の子よ」
申し訳ないという気持ちを微塵も感じさせない2人。
「俺の息子が生まれる前に離婚しろ」
「息子を産めなかったお前が悪いんだからな」
と横柄な態度をとります。
夫と浮気相手の振る舞いにあきれる私。実は2人の不倫関係に気付き、仕返しをするために弁護士を雇い証拠を集めていたのでした。
準備は万全!
「離婚なんてするわけないじゃん〜」
キッパリと伝えます。
妻の反撃スタート
本当は夫とはすぐにでも離婚したいのですが、それでは夫への仕返しになりません。
離婚を断固拒否し、まずはとれる限り最大額の慰謝料をゲット!
続いて、義両親にすべてを話しました。
親子の縁を切られた夫。さらに、浮気相手とは接触禁止に。
不倫の一件は会社でも噂されるようになり、社内で夫を慕う人は誰もいなくなりました。そんな中、痛恨のミスをしでかした夫。誰もフォローしてくれず、会社に居づらくなった夫は自ら辞職。
家族や同僚、職までも失ったタイチは、身も心もボロボロに。
そのタイミングで、私は離婚届を提出! 晴れて離婚が成立したのでした。
◇ ◇ ◇
夫婦は互いを尊重しなければ、円満ではいられません。自己中心的に自分の欲求だけをぶつけては、うまくいくわけがありませんね!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。