息子のボールが何度も行方不明に…なぜ!?
物をなくす癖がなかなか直らない小学2年生の息子。毎日のように文房具やハンカチなど、学校でなくして帰ってきます。そんな息子は最近、放課後に学校へ行って友だちとサッカーをすることにハマり中。ある日、息子からサッカーボールをねだられたので、買ってあげることに。息子は、学校から帰るとすぐに新品のサッカーボールを持って遊びに出かけるのですが、そのうちボールをなくしては見つけてくることを繰り返すようになりました。
私は一緒にボールを探してくれる友だちへも申し訳なかったので、息子へ「なんでちゃんと持っておかないの!」と注意を繰り返すように。息子も落ち込んでいる様子だったのですが、その後もなぜか息子のボールだけが行方不明になっては見つかることが続きます。
最初は、「いつもの癖でなくしたんだろう」としか思っていませんでした。しかし同じことが続き、だんだん不自然さを感じ始めていた矢先、息子が「学校へ遊びに行かない! 家でゲームする」と言うのです。理由を聞くと、どうやら友だちがボールを蹴って遠くに飛ばすイタズラをしている事実が判明。私から叱られたせいで本当のことをなかなか言い出せなかったようなのです。その後、息子に何度も謝り「相手の子にママが注意しようか?」と聞くと、「僕からやめてって言えるように頑張る」と言うので見守ることにしました。
とはいえ心配なので、しばらくはグラウンドで遊ぶ息子を迎えに行くことにします。息子の友達は、さすがに親の目が気になるようでイタズラをやめるように。その後、息子が勇気を振り絞って「もう校庭にボールを持っていかない」と友達に伝えた結果、ボールが行方不明になることはなくなったのです。
私が間違っていたのは、感情的になりすぎて息子の話を聞いてあげなかったこと。そして息子自身が物をなくさないように頑張っていることを理解してあげなかったことです。息子のことを信じて、まずは話を聞いてみようと意識するきっかけとなった出来事でした。
著者:水野あや/30代女性・主婦。怖がりでやさしい長男とヤンチャでたくましい次男の5歳差兄弟のママ。掃除や片付けは好きだけど料理が大の苦手。家事や育児の息抜きに夜な夜なゲームに没頭するアラサー主婦。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています