義母から届く腐った野菜
義父は昨年亡くなり、それ以来義母は一人暮らし。一人息子である夫は休日になると、心配だからと言って一人で実家へ泊まりに行き、家族の時間はほとんどありません。
私が不満を伝えると、「子どもと遊ぶのは母親だけで十分だろ」「母さんにはもう俺しかいないんだから」と逆ギレ……。
さらに、夫が毎回実家からもらってくる食品は賞味期限切れのものばかり。これは義母からの嫌がらせかもしれないと私が相談すると、「母さんがそんなことするわけないだろ!」と否定され、逆に私が義母の厚意を無駄にしていると責められてしまいます。
マザコン夫が、義母の肩ばかり持つ
私は夫からお礼の電話を義母にするよう促され、義母にお礼を言いつつ野菜が傷んでいたことを伝えました。すると義母は「専業主婦でヒマなんだから食べられるようにしなさい! それにあなた、そういうの食べても大丈夫そうじゃない?」と言って笑い飛ばす始末。
夫に伝えると「母さんがそんなことするわけないだろ!」「母さんがくれたものに文句を言うなんて、嫁として最低だ!」と私を非難するばかり。
我慢の限界に達した私は、ある作戦を思いつきます。
義母の行為を無駄にしないための方法とは
翌朝、私は夫に「ごめん、私が間違っていたと反省したの。お義母さんが私たちのためにせっかく用意してくれたんだから、ありがたく受け取らないとね!」と謝罪しました。
しかし、私の本当の計画は、義母から送られた腐った野菜を使用した朝食を夫だけに食べさせること。完全に傷んだドロドロの野菜で作った朝食を夫の前に並べました。
すると「おえっ、まっず! 腐ったものを食わせるなんて、最低な嫁だな!」と私を罵る夫。
「あなたが『無駄にするな』って言ったんじゃない。母親の厚意を無駄にするなんて、一人息子のすることじゃないわよ~」と私は言い返しました。
そして義母からの嫁いびりの数々、夫からの暴言を理由に離婚を宣言。私は娘を連れて家から出て行きました。
迷惑な親子の成れの果て
その後、義母から電話があり、「離婚を突きつけるなんて! 料理もロクにできない無能嫁のくせに!」と罵ってきました。しかし、この音声はすべて録音済み。夫のこれまでのモラハラや暴言の記録とともに弁護士に相談し、離婚が成立しました。
夫は職場でも家庭の愚痴を大声で話していたようで、離婚の経緯が周囲に伝わるのは時間の問題でした。次第に同僚たちの視線も冷ややかになり、居づらくなった夫は自ら退職。その後は、慰謝料や養育費の支払いのために、生活を立て直そうと必死に働いていると聞いています。
義母はというと、近所の人に私の悪口を話していたことがあったようで、離婚後は「嫁いびりをして息子夫婦を壊した元凶」として噂され、距離を置かれているようです。以前のように強気な態度は影を潜め、今はあまり外にも出ていないとか。
一方、私と娘は慰謝料と養育費をもとに新生活をスタート。新鮮な食材で食べたいものを食べられる今の暮らしに、幸せを感じています。
食べきれない食材があるからといって、傷んだものをわざと送りつけるなんて迷惑千万! プレゼントは相手が喜ぶ顔を想像しながら贈りたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。