作戦を考案
私が息子のトイトレを始めたのは、長男、次男ともに2歳から3歳になるまでのころ。正直トイトレが面倒だと思っていた私は、なんとか短期間でスムーズにおむつを外すことができないかと考えていました。1日に何度もトイレに連れていき、失敗してはイライラし、険悪なムードになるのが嫌だったからです。
そこで私は、「おむつやトレーニングパンツをはいている安心感から、なかなかトイトレが成功しないのではないか?」と考えました。そして考えたのが、パンツもおむつもはかせない、「おしり丸出し作戦」です。
作戦実行
トイトレを考え始めたのが夏ごろのこと。おしり丸出し作戦を実行するには、ちょうどいい季節でした。そこでトイトレを開始したその日から、日中息子はおむつもパンツもはかず、おしりを丸出しにした状態で過ごすことに。うんちを漏らされるのは抵抗があったので、朝食後おむつにうんちが出たのを確認してから、おしりを丸出しにしておくようにしていました。
息子も落ち着かないのか、何度か自分でおむつをはこうとしていましたが、しっかりと作戦の内容を説明すると、息子も納得。初日なので当然ですが、3回ほど床におしっこを漏らしました。ですが、脚が汚れることに息子も不快感を覚えた様子。漏らすたびに「次はトイレでしようね」と声をかけるようにしていました。
トイレ初成功
トイトレ2日目、この日も日中はおしり丸出しで過ごしました。この日はおむつをはきたがることはありませんでしたが、すでに1回床にお漏らしをしていました。ですがお昼ごはんを食べたあと、なんと息子から「おしっこいく」と声を掛けてくれたのです。
私は大喜びしつつ息子をトイレへ連れて行くと、初めてトイレでおしっこをすることに成功! 大げさすぎるくらいに息子を褒めちぎりました。その日はそのあとも2回ほど、トイレでおしっこをすることに成功。息子も自信がついたようでした。
作戦成功
トイトレ3日目、この日は特に気温が高かったので、朝から夕方までおしり丸出しにしておくことに。もう息子も慣れたのか、おむつをはきたがることもありませんでした。 そして、この日はなんとうんちもトイレですることに成功。
息子もおむつよりトイレのほうがおしりが汚れなくて済むということに気づいてくれた様子でした。息子は尿意を感じるたびに「おしっこいく」と伝えてくれるようになり、その日は結局、1度も漏らすことなく終えることができました。
3日間のおしり丸出し作戦を終え、4日目からは、日中は普通のパンツをはかせることに。ですが、もうトイレですることに慣れたのか、ほとんど漏らすこともなく、そのままおむつを卒業することになりました。初日と2日目は床に漏らしたおしっこの掃除が大変でしたが、予想よりもスムーズにおむつを外すことができたので、この「おしり丸出し作戦」は息子たちに合った方法だったようです。
著者:森井さやか
小学生と幼稚園児の男児2人、0歳の女児を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。