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「あなたの旦那、いただきます♡」夫を奪って得意げなママ友…⇒私は内心ガッツポーズ。そのワケは!?

私は29歳の兼業主婦。同い年で大手企業に勤める夫と、3歳の娘と暮らしています。私の元気の源は、春から保育園に入園した娘の成長。元気に育つ娘の姿に目を細めながら、仕事に家庭に頑張っています。しかし最近、転園してきた保護者にちょっと困っていて……。

人のものをほしがるママ友

このところ保育園で何かと話題になっているのが、シングルマザーのAさん。明るくておしゃべり好きな一方で、ちょっと距離感が近すぎるところがあり、初対面でもズケズケと物を聞いてくるタイプです。

 

最近はフリマアプリにハマっているようで、「安く手に入れた!」が口ぐせ。その延長なのか、人の持ち物にも目ざとく、「それ使わないならちょうだい」と冗談めかして言ってくるのが定番になっています。

 

あるときは、娘が着ていたワンピースを見て「これ、うちの子にも似合いそう♪ 着なくなったらちょうだい!」と言い出し、やたらとしつこく聞いてくるので、少し距離を置くようになりました。

 

何度かやんわり断ったものの、それ以来、会うたびに「あのワンピース、まだある?」と聞かれ、私は気疲れしてしまいました。

 

 

 ママ友の“クレクレ”が思わぬ方向に…

Aさんの“クレクレ”はどんどんエスカレートしていき、ついには私の夫にまで関心を示すようになりました。

 

ある日、家族で保育園の行事に参加した際、夫と一緒にいる私たちを見たAさんが、「え、ちょっとカッコよすぎない? あんな旦那さん、うらやましい〜!」と、わざとらしく声を上げたのです。

 

その後も、「いいなぁ、あんな旦那さん欲しい~」「私だったらもっと大事にするのに」と、周囲に聞こえるような声で言ってくるようになり、私は内心戸惑っていました。

 

さらにしばらくすると、Aさんが私たちの住んでいるマンション周辺で夫のことをあれこれ聞いて回っていた……という話が耳に入りました。保育園の知り合いから「この前Aさんに、ご主人の勤務先とか聞かれたよ」と言われ、さすがに不気味に感じるように……。

 

「私のほうが絶対お似合いだよね♪」と本人は冗談めかして言っていましたが、私はもう関わらないほうがいいと強く思いました。

 

 

夫を略奪された!?離婚を決めた私

数週間後のこと。保育園のお迎えのタイミングで、Aさんに声をかけられました。

 

「あなたの旦那、もらっちゃったから♡」

 

そう言って見せてきたのは、夫と一緒に写っているツーショット写真。カフェかどこかで撮ったと思われる、距離の近い2人の姿に、言葉を失いました。

 

Aさんはどこか得意げに、夫とのやりとりやその経緯を語り始めました。保育園の送迎時にさりげなく夫に話しかけて勤務先を聞き出し、その後は“たまたま”を装って、会社の近くで何度も顔を合わせるように仕向けたのだそうです。

 

話し終えたAさんは、「うまくいくと思わなかったけど、あっさりだったわ~」と笑って立ち去っていきました。

 

その後、私たち夫婦は離婚。夫には慰謝料と養育費を、Aさんにも慰謝料を請求しました。

 

この一件は保育園でもすぐに噂になり、Aさんは自分からあちこちに“略奪成功”を語って回っていたようですが、保護者たちの反応は冷ややか。保育士さんたちも「ちょっと距離を置きたい」と感じていたようです。

 

 

私にとっては“計画通り”の転機に

数カ月後、Aさんから突然電話がかかってきました。

 

「ちょっと、どういうこと!? あんたの元旦那、借金だらけじゃないのよ!」

 

怒り心頭の様子でしたが、私は内心「やっぱり」と思うだけでした。
というのも、元夫の金遣いの荒さや借金については、以前から気づいていたのです。私はずっと離婚のタイミングを探っていましたが、なかなか決断できずにいました。

 

そんなときに現れたのがAさん。彼女が元夫に興味を持ち、距離を縮めていく様子を見て、「無理に引き止めず、流れに任せてみよう」と思ったのです。

 

結果として、元夫はAさんに惹かれ、自ら家族を手放すようなかたちに。私はそのタイミングを逃さず離婚に踏み切り、慰謝料と養育費もきちんと受け取ることができました。

 

もちろん、すべてを思い通りに動かしたわけではありませんが……

振り返れば、私にとっては“計画通り”に進んだとも言える出来事でした。

 

 

「隣の芝生は青い」と言うように、人のものは、どうしてもよく見えるものです。でも、いざ手に入れてみて、初めて見えてくる“現実”もある。Aさんの一件を通じて、そんなことを痛感しました。

他人を羨む気持ちは誰にでもあるけれど、それにとらわれすぎると、大事な判断を誤ることもあるのかもしれませんね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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