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「幼稚園生活は無理なのでは?」言語の遅れを指摘され、2年保育を選んで通ってみたら…

私が住む地域は、私立の3年保育の幼稚園が主流です。しかし長女は3歳でも2語文が出ておらず、発達検査の結果、「1年程度の言語の遅れがある」と言われていました。母である私とはつたない単語で意思疎通ができるものの、基本的には無口でお友だちと遊ぶときもほとんど話さない長女。「幼稚園生活は無理なのでは?」と思い始めた私は、思い切って2年保育を選択することにしました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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発達検査

 

発達検査

 

2年保育は私立か公立か

3年保育が主流の地域ではあるものの、2年保育の人も周りにいないわけではありませんでした。私の住む地域には少数ですが公立の幼稚園もあり、そちらは2年保育です。

 

公立は料金が安い、小学校とのつながりが強いなど、それはそれでメリットがあります。しかし通園バスがない、毎日お弁当、PTAが忙しいなど、下の子がいてさらに3人目を妊娠していた私には負担が大き過ぎるように思いました。

 

私立2年保育は枠が少ない

周辺にある私立幼稚園は2年保育の枠もあるにはありますが、かなり少数です。ほとんどの幼稚園が枠すらない、あるいは枠があっても応募がないという状況でした。

 

私は長女と同じ境遇の子がなるべく多いほうがいいかと思い、2年保育の枠が多い幼稚園を探し出しましたが、それでも学年全体で10人ほど、1クラス2人程度と聞いて心配になりました。

 

始まりは厳しい2年保育

無事、希望の私立幼稚園に入園でき、4歳になった長女は随分じょうずに喋れるようになっていました。とはいえ、入園した当初は「周りができることが私だけできない」とショックを受け、泣いてしまうことも多かったです。

 

1学期中はできなかったことを長女本人や先生から聞いて練習したり、先生にサポートをお願いしたりと、心配な日々でした。しかし、お友だちや先生からのやさしいサポートを受け、長女は徐々に楽しく幼稚園に通えるようになりました。

 

 

2年保育でも他の子に追いつける

いろいろと心配した2年保育でしたが、入園から1年経ち、年長になるころには他の子と変わらないくらい成長できました。長女にとっては荒療治だったかもしれませんが、自分よりしっかりした他の子どもを目にすることで頑張れた部分はあるかと思います。

 

私はとにかく長女をしっかり観察し、心配なことを先生に伝えることを心がけました。それらすべてに丁寧に対応してくれた先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

長女を私立幼稚園の2年保育に通わせたことで、大変なこともありましたが、結果的にはよかったと思います。何かと悩むことも多い幼稚園選びですが、選ぶことよりも選んだあとどうサポートするかが大切なのだと学びました。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:岩崎はるか/女性・主婦。2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院まで学んだ食についても執筆。

作画:まっふ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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