妊娠判明! 実父母は喜んでくれました
最初の妊娠がわかったとき、私と夫はまだ結婚をしておらず、授かり婚になりました。実父母に赤ちゃんができたことを話すと、自分のことのように喜んでくれたのでひと安心。冬に妊娠したこともあり、「これから寒くなるからしっかり温めないと!」「無理しちゃダメよ」と気づかってくれました。
両親から受ける愛情の深さに、初めての妊娠でもあまり不安を感じずに過ごせそうな気がしました。
義母に報告したときの衝撃のひと言
私の両親が喜んでくれていたので、同じように喜んでくれると思って義母にも報告をしました。しかし妊娠したことを伝えたときの義母のひと言は、「堕ろしなさい」だったのです。
その言葉のあとに続いたのが、「私も昔、堕ろしたことがあるけれど、早いうちなら体に害がないから大丈夫よ」という言葉。信じられない言葉にショックを受け、何も言えなくなった私に、義母は淡々と堕ろす手順を話し始めたのでした。
夫とはまだ結婚をしていませんでしたが、これから入籍し、産んで育てていきたいと思って2人で報告へ行ったのに、まさか「堕ろせ」と言われるとは思いませんでした。
私が妊娠したとき、夫はまだ社会人になったばかりで、試用期間中でした。義母は夫の仕事が続くかもわからないので、そんな状態で赤ちゃんを育てていけるのかと心配だったこともあると思います。
しかし、いきなりの想定外の言葉に、夫も私も戸惑いを隠せませんでした。
義母を説得してくれた夫
私も夫も赤ちゃんを産んで育てていきたいと強く思っていました。義母に本当に育てていけるのか?と問われ、「何があっても俺が守る!」と最終的に夫が義母を説得してくれたのです。
私は初めての妊娠で不安だらけでしたが、そのとき「この人となら赤ちゃんを育てていける」と確信しました。しかし、義母は赤ちゃんが生まれるまでは人間として見てくれないのではないだろうか……と不安になったときのことが今でも忘れられません。
現在、そのときの子どもは4歳になり、その下に2人子どもが生まれて毎日とても幸せです。4歳でもしっかりお姉ちゃんをしている娘を見て、あのとき義母に従わず堕胎しなくてよかったと心から思っています。
※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:永田真結/女性・主婦。4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠や出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています