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「ちょっと、待って!!」ママ友宅へ初めて訪問。いつも通り手土産を持参したもののまさかの展開に…

私には小学生の娘と幼稚園児の息子がいます。娘が幼稚園児だったころは、お友だちのおうちにお邪魔したり、わが家に遊びに来てもらったりすることもよくありました。お邪魔するときは必ず手土産を持っていくようにしていたのですが、その手土産でちょっとしたトラブルになったエピソードをお伝えします。

手土産問題

 

 

手土産問題

 

手土産は当たり前

私が子どものころ、母は誰かのおうちにお邪魔するときは必ず、近くの洋菓子屋さんや和菓子屋さんで手土産を購入していました。私はそういうものなんだと思っていたので、学生の身分であっても友人や彼の家に遊びに行くときは必ず手土産を用意していました。

 

結婚してからは、おうちにお邪魔する場合は相手の好みだけでなく、家族構成を考えて品物を選んでいます。相手に喜んでほしいと思って悩むその時間は楽しいもので、いろいろなお店を知れて自分にもプラスになっていました。

 

入園して初めておうちにお邪魔することに

娘が幼稚園に入園して少し経ったころ、仲良くなったお友だちのおうちにお邪魔することになりました。第1子で勝手がわからない私は、いつも通りお邪魔するおうちの家族構成を考えて手土産を用意しました。その日は何人かでお邪魔したのですが、それぞれが渡した手土産がさっそくテーブルに並びます。そしてお邪魔したおうちのママが包みを開けて、さあいただきましょう〜! と言ったのです。

 

おうちの方に食べてもらうつもりで、1つひとつのボリュームはあるけれど、少ない個数を持参してしまった私は大慌て! もちろん、それに対して何か言うようなママたちではないので、正直に話したところ、「じゃあこれは家族でいただくね、ありがとう」と自然に対応してくれたのですが、少し焦ってしまいました。 

 

 

手土産を2つ用意

それからというもの、私はおうちの方に食べてもらうための手土産と、みんなで食べるための手土産の2つを用意するようにしました。みんなで食べるためにママ友たちが持参する手土産は、本当にいろいろです。最近開店したお店のお菓子だったり、今その人がハマっているスーパーの袋菓子だったり、自分が食べてみたかったからとわざわざネットでお取り寄せした物もあります。

 

それで優劣をつけることはもちろんなく、それぞれが好きな物を持ち寄って、普段自分が買わない商品を試して楽しむという感覚でした。その時間はとても楽しくて、良い時間だなと思っていました。

 

手土産を持参しない人

あるとき、私が仲良くしているママ友グループとは違うグループの人から、こんな話を聞きました。「Aさん、うちに来るときいつも手ぶらなんだよね……」と。Aさんは、とてもフレンドリーで話しやすい人です。困っているときはすぐに気づいて声をかけてくれて、おそらくもっと気楽にママ友たちと付き合っているのでしょう。

 

私の家にもAさんが遊びに来てくれたことがありましたが、そういえば手土産はなかったかもしれません。私はそれぞれの価値観があるのでそれでいいと思っていたので、別に気にしませんでしたが、やはり気にする方はいるんだなぁと思い、周りをよく見て合わせることも必要なことだと改めて感じました。

 

 

相手のおうちに遊びに行く際は、負担をかけないようにと、手土産の他に子どもの飲み物とおやつは持参させていました。ただ、わが家に手ぶらで来る方もいますし、持ってこない方だったら、わが家も持って行かないようにするとお互いに気がラクでした。ただ今回のことで、いろいろな考えの方がいるというのはとても勉強になりました。

 

著者:坂井香子/女性・主婦。おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
作画:星田つまみ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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