「今まで大丈夫だったのに?」急にトイレが苦手になったワケ……
1歳半からトイレトレーニングを始めた長女は、2歳ごろにはすんなり完了しました。
しかし、4歳のときに引っ越しをすると、ひとりでトイレに行くのを嫌がるようになったのです。これまで住んでいた築浅マンションのトイレと比べ、築15年の新居のトイレはたしかに暗い印象。当時2歳の長男と生後3カ月の次女のお世話しながら、毎回長女のトイレに付き添う日々。下の子のお世話で手いっぱいだっただめ、次第に長女に対して「自分で行って!」と強く言ってしまうように……。それでも怖さが勝る長女は、私の代わりに2歳の弟にトイレへついてきてもらうこともありました。
そんな状況が2カ月ほど続いたある日、どうしたら娘がひとりでトイレへ行けるようになるのか考えてみることに。「そうだ! トイレをお気に入りの空間に変えれば、行ってくれるかも!」と思いついた私は、お絵かきブームの娘に「描いた絵をトイレに飾ってみたら?」と提案。娘は、「そうする!」と目を輝かせると、すぐに絵を完成させ、うれしそうにトイレの壁に貼り付けるのでした。
30分後、「絵を飾ったんだった~!」と飛び跳ねながらトイレに向かう娘の様子に、安堵する私。あんなに行き渋っていたトイレはもう、娘のお気に入りの場所です。少し視点を変えて、子どものワクワクに気づけたら、怒る必要も無理をする必要もなく、あっさり解決するのだと感じた出来事でした。
著者:佐々木りか/女性・主婦。暇さえあれば歌って踊る5歳の女の子と、少しやんちゃな3歳の男の子、ひとり歩きデビューをした1歳の女の子とわいわい暮らす3児のママ。妊娠や育児に関する体験談を執筆中。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています