憧れていた2児ママになったけど…
私は結婚をしたころから「1人目は男の子、2人目は女の子ができたらいいな」と思っていました。すると結婚して1年後には息子、その2年後には娘が生まれ……憧れていた2児のママに! そのため2人目となる娘が生まれたばかりのころは、2人育児の大変さよりも、楽しさやうれしさのほうが強かったです。
産後の入院中も「早く家に帰りたい」とばかり思っていました。
息子まで泣くの!?
でも実際は新生児の世話とイヤイヤする2歳児の対応にあたふたしまくりで、毎日があっという間でした。
新生児のころの娘は昼夜関係なく3時間おきに泣いて起きていたので、私もそのたびに授乳をしていたのですが……。私が退院して帰宅したその日から、なんと息子まで娘と一緒に夜泣きを始めました。娘が泣いて起きるたびに、息子も一緒にわんわん泣くし、私が娘の授乳をしようとすると怒って大暴れ。
とりあえず私が2人を膝にのせて抱きかかえ、落ち着かせようとしてもダメでした。息子にはおもちゃで気を引こうとしたり、何か話しかけたりても泣き止みません。もう完全にお手上げ状態でした。
毎日のように私も泣いていた夜間授乳
昼間に娘の授乳をするときは、息子と絵本を読んだりおもちゃで遊んだりしながらだったので、暴れることも泣くこともありませんでした。でも夜だと息子も本能のままに泣いているのか、何をしてもダメでした。
泣き続ける2人と一緒に、私も何度泣いたかわかりません……。ただとにかく息子を落ち着かせることと、娘の授乳を早く終わらせることで毎日必死。たまに子どもたちが大泣きしているときに夫が帰ってくることがあったので、そのときはすぐに息子の対応をお願いしていました。
当時は2人泣き続ける夜間授乳が永遠に続く気がして、本当にしんどかったです。出産直後は憧れの2児のママになることができた喜びが強く、まさか退院して家に帰ってから夜間授乳でこんな目に遭うとは思っていませんでした。でも時間が過ぎるにつれて、息子も夜中に起きることがなくなりました。大変でしたが、今では懐かしい思い出です。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/まっふ
著者:小松潤子
2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。