多い日は10回以上の夜泣き
息子は生後1カ月過ぎからぐっすり夜はよく寝てくれる子で、あまりにスヤスヤ眠るので本当に息をしているのか心配になり、鼻の前に指をかざして呼吸を確認したほどです。そんな息子も、生後6カ月過ぎからは別人のように夜泣きをする子に大変身。
夜泣きの回数は日によってまちまちで、少ない日でも4回、多い日は10回以上のことも。上の子も夜泣きをよくしていたので、もはや育児の宿命かと半ば諦めてこの半年付き合ってきたのです。
添い乳で寝かしつけが基本パターン
夜泣きが始まったばかりのころは、「おっぱいに頼らず、頑張って寝かしつけよう!」と抱っこをしたり、おんぶをしたり、お茶を飲ませたり、お気に入りのぬいぐるみを持たせたりと、私なりに努力もしました。しかし、やはり一番すんなり寝てくれる確率が高いのはおっぱいなのです。
夜泣きの回数が増えてくることに比例して、体力の限界も感じておっぱいで寝かしつける頻度もアップしました。しかも、5月末生まれの息子が生後6カ月になったころは12月。真冬の夜は寒かったので2人くっついた状態で、おっぱいで寝かしつけが基本パターンと化してしまいました。
添い乳せずに寝かしつけ成功
夜泣きが終わる気配すらなかった1歳過ぎのある日のことです。いつも21時を過ぎてもなかなか寝ない息子なのに、お昼寝が短かったせいか20時過ぎには目をこすって眠そうな様子でした。
私があれこれ家事をこなしている間に夫が抱っこで寝かしつけてくれ、そのまま布団に移動させることにも成功したのです。
あれ? まだ寝てる……
毎晩頻繁に起こされていたので、私はその日も自然と夜中に目が覚めてしまいました。ふととなりを見ると、息子はまだスヤスヤ夢の中。おっぱいが張っている感覚もあり、時計を見たら深夜2時。20時過ぎに寝ついてから、すでにもう6時間近く経っていたのです。今までの息子では考えられないほどの熟睡っぷりにビックリ。
結局その日は深夜3時に1度授乳をしたっきりでした。もしかして密着した状態での寝かしつけをやめたからかも! と思い、次の日以降も試してみると、不思議なほどに夜泣きの回数が減り、多くても2回にまで激減したのです。
私は寒がりで冷え性なので、冬の間くっついて寝かしつけをおこなっていましたが、息子にとっては暑かったことが夜泣きの原因だったのかもしれません。密着した状態で寝かしつけるのをやめるというすごく簡単な方法で夜泣きの回数を減らせて、とてもラクになったのでよかったです。
※添い寝授乳をする際には、赤ちゃんを圧迫しないよう十分注意し、赤ちゃんが寝入ったら必ず口から外すようにしましょう。
著者:近藤あいこ/女性・主婦。6歳女児と1歳男児の2児の母。自身の体験をもとに、妊娠や出産、子育てに関する体験談を中心に執筆している。
作画:おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています