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出産時に初めて、赤ちゃんが口唇口蓋裂であると判明。→「やばい…」娘の顔を見た夫の反応は!?

妊娠初期の切迫流産、妊娠後期の妊娠高血圧症候群など妊娠中のトラブルを乗り越え、ようやく会えたわが子は「両側完全口唇口蓋顎裂(りょうそくかんぜんこうしんこうがいがくれつ)」という障害を持って生まれました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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出産時に知った、娘の「口唇口蓋裂」

口唇裂はエコー検査のときに判明することが多いそうです。しかし、娘の場合は出産するまで気づけませんでした。

 

私は疾患の判明と同時に主治医が「形成外科の先生がきれいに治してくれるよ」と話してくれていたので、娘を見ても驚くことはありませんでした。しかし、夫はどう思うだろう……。私は、自分と同じく娘が誕生したあとに疾患を知ることになった夫の反応を心配していたのです。

 

私と同じく、夫も娘が誕生したあとに疾患を知った

娘が誕生した日、夫は職場で仕事をしていました。その職場から病院が近かったこともあり、分娩室に入る前に夫へ連絡。胎盤が出るころには病院へ到着していました。

 

しかし、娘の疾患が初めてわかったのは娘が誕生したときだったので、もちろん夫も娘に口唇口蓋裂があるということは知らずにいました。さらに、娘は生まれてすぐに新生児室へ連れていかれていたため、夫が娘に会うことはありませんでした。

 

娘の疾患について夫は……

出産を終えて分娩室を出ると、そこには夫の姿がありました。このとき、夫はすでに主治医から娘が口唇口蓋裂であることを聞かされていたそうです。それでも特に娘の疾患について触れることはなく、笑顔で「お疲れさま」と迎えてくれました。

 

私が入院した病院は母子別室で、母体を休めることに集中するという配慮もあり、本来なら出産直後の私は翌日の授乳のときまで娘に会えません。しかし、夫と一緒に会いに行くのならいいとのことだったので、少し休んでから一緒に新生児室へ娘に会いに行きました。

 

 

夫の反応に安堵

夫と一緒に新生児室へ向かい、私は娘と再対面。夫は初対面です。娘を見た夫の第一声は、「やばい、めっちゃかわいい」でした。娘を見てうれしそうに笑う夫。そんな夫の姿を見て、私はホッ……と胸をなでおろしました。

 

正直なところ、夫がどのような反応をするのか不安でたまらなかったのです。もし「障害児を受け入れられない」と言われてしまったらどうしよう、と。しかし、そんな不安は杞憂に終わりました。

 

 

初めての妊娠で、私の産前産後のメンタルはとても不安定でした。そんな中、娘が入院や手術を繰り返さなくてはいけないと知れば、さらに動揺していた可能性もあったと思います。そうならずに済んだのは夫の言葉の力が大きかったのではないか、と感じています。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:いとうみい/女性・自営業。夫と娘、猫1匹と暮らすフリーの事務員兼デザイナー。娘は産後に口唇裂が判明。主に妊娠や出産、子育てや趣味のコレクション、ダイエットレシピについて執筆している。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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